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The Young Magic Fighters  作者: 神崎きのこ+山田後輩アロマ(マッチョ先生)+白鳥Sora+菊の花サラ(ヘボ弟子)
ふざけすぎた現代のカレンと竹鬼
54/75

第七十八章+第七十九章 Threads Of Tension+Midori, Warriors!!

ちゃんとしてます。

 〜第七十八章 緊張の糸〜

「…始めて下さい。試合を、始めて下さい。」

 ミドリが俯いたまま言った。客席でそれを見ていた俺は、思わず立ち上がってこう叫んでしまった。


「お、俺がっ!ミドリのパートナーになりますっ!!」

会場中の人間が俺の方に視線を向けた。


「は?何言ってるんや?菊夜?」

隣に座っていた風の国の猿が驚いた様に俺を見つめる。初めて真っ直ぐと見たそいつの目は、三日月の様に鋭く、黄色かった。


「しまった…つい…」

俺は自分の口を抑えて再び席についた。


「…あはははははっ!!」

急に、明るい笑い声が聞こえた。…この声は、ミドリだ。


「何言ってんの菊夜。パートナーの急な変更はルール違反でしょ。できないよ。」

ミドリが明るく言う。

「…でも、ありがと。おかげで、緊張が解けたよ。」

俯いているため、下のミドリの顔は見えないが、頭にミドリの笑顔が浮かんだ。


「サクラ先生!!試合を始めて下さい!!」

ミドリが桃ふわふわ先公に叫んだ。


「!!…それでは、試合っ、…スタート!!…」

ふわふわ先がアナウンスすると同時に、ミドリが動いた。

俺は顔を上げて、ミドリの背中を一心に見つめた。





〜第七十九章  ミドリ、無双!!〜

試合のスタートと同時に、私は走り出した。三年生たちに猪突猛進!の勢いで向かって行く。

「生物魔法、勇猛果敢っ!!」

この魔法は、自分の怖い、という生存本能をすべて抑え込む魔法だ。さっきまであんなに大きく、怖く思えていた三年生たちが、急に小さく思えてきた。


「催眠魔法+植物魔法、スクイーズ!!」

私は思いつきの魔法を叫んだ。


 ーえ?そんなんで大丈夫なのかって?あのねぇ、魔法は、すべて信じる力と、想像力でできてるの。殆どの魔法がごく普通の、ファンタジー作家とか、プリンセスとかおとぎ話に憧れてた人に作られたぐらいだし、私だってつくれるっしょ!!多分っ!!


「ってことで、スクイーズ!!」

私は立ち止まると、蔦が三年生達の首を締め上げているところを想像して、手でそれをジェスチャーした。

「ぐっぐぐぐっ…」


 ーやった!!上手くいった!!


三年生たちが首を抑えて苦しそうにもがく。やっぱり催眠魔法をプラスしといて正解だった!アイデアは菊夜からだけど、催眠魔法はその実態が無いから、普通の蔦と違ってつかめないし、引き剥がす事もできない!!

「うぐっ!!」

私は更に首を締めるジェスチャーを強める。自分の手に、反発しようとする三年生達の力が伝わってくるのが分かる。

「負けるかぁっ!!!!!」

私は叫んで、空気を締め上げた。


「ヒヒィほふへひひほぉぉ!!!はえんはほう、はふへふひほふ!!!」

私は杖を口に挟み、モゴモゴと叫んだ。


魔法とは、杖と共に使うものではありません。杖はただの道具でしかない。魔力を一点に集中させる為の。願えば、想像すれば、誰だって、杖なしで魔法を使えるのです。

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