第七十六章+第七十七章 AAAAAAAAAAAAA+Five Minutes
六十七章のタイトルのネーミングセンスは、気にしないで下さい。
〜第七十六章 あああああああああああああ〜
ーここは…?
私は周り一面ピンク色の世界を見回した。
「おお!目を覚ましたか、赤の少女よ。」
ストロベリー王子様の姿が見えた。
「私が席を立っている間に、ソナタが倒れたと聞いてな、ここは馬車の中だ。」
ーああ…なるほど…だから周りがピンク色なのね…
私はゆっくりと体を起こした。
「ご迷惑をおかけしてしまって、本当に申し訳ありませんでした!もう大丈夫なので、買い物に…」
「いや。」
私がそう言いかけると、王子様がそれを遮った。
「もうソナタ達の試合が始まる頃だ。すぐに戻らなければいけない。」
「えっ?!」
ーもうそんな時間に…?どうしよう…他のみんなは?
「あのっ、ミドリ達は…」
私が王子様に尋ねると、
「緑の少女たちは先に戻らせた。今頃は校内に到着しているだろう。」
「そうですか…」
「では、ソナタの気分が良くなった様なら我々も出発しよう。御者に声をかけてくる。」
そう言ってストロベリー王子様は馬車を降りていった。
「…またやっちゃった…」
私は自分の頭を抱えて悶えた。
〜第七十七章 五分〜
ー…もみじ…急いでっ…
私はコートで両手を祈るように握って目をつぶった。さっきのサクラ姉の出場者紹介のアナウンスから五分が経とうとしていた。
「…おいおいぃ!!お前のパートナーはどこだよ?早く試合を始めてくれよぉ?もしかして怖気づいちゃったのかねぇ?」
相手の三年生が私に向かって叫ぶ。
「来れないなら、2対1だなぁ?ほら、先公、早く始めろよぉ。」
もう一人も、サクラ姉に叫ぶ。
「…も、もう少しだけ、待ってみましょう…?」
アナウンスから小さくサクラ姉の声が聞こえる。先程から、サクラ姉は、他の先生達を一人で説得して、試合開始を送らせてくれているのだ。
ーごめん、サクラ姉。私達のせいでサクラ姉まで嫌な気持ちを…
「おいおいぃ!!ふざけるなよぉ?!」
三年生たちが騒ぎ始めた。観客の人たちも、不満が溜まったのかザワザワと野次を飛ばし始める。
「…生物魔法…遠吠えっ!!」
私は腰に差していた杖を構えて叫んだ。
『お願いですっ!!あと、一分だけっ‼!一分だけ待って下さいっ!!』
私は魔法で大きくした声で、精一杯叫んだ。
シーン…
会場の声がやんで一斉に静かになる。誰も、何も喋ろうとしない。そうして…一分が過ぎた。
「…始めて下さい。試合を、始めて下さい。」
私は、静かになった会場に言った。
どっちもちゃんとしてましたねぇ。まぁ、ここ最近ちょっとふざけすぎてたからさ。うん。
てか、ミドリ大ピンチやんけ。




