第六十三章+第六十四章 Humatsu Bamboo And Erica Nagisa+Kinderd Spirits
後書き長いですが、裏話してるので、よかったら読んでくれると嬉しいです!
第六十三章 盤風風松と渚衿花
「はい、着きましたよ、風松さん。」
俺は振り返って風松さんに言うと、食堂へ入った。
「おお〜。豪華やねぇ。」
風松さんは高い天井を見上げて感動した様に言った。
「ところで、厨房を手伝うんじゃないですか?厨房ならあそこにありますよ、ほら、あの女性が…ってカレンッ?!」
俺は風松さんに向かって厨房の場所を教えてそっちを見ると、そこにはエリカさんだけではなくカレンまでいた。
「あっ!!さっきぶつかってもうた子やな?、悪いことしてもうて…ええっと、隣のお嬢さんは…」
風松さんがカレンを見て驚いたように言うと、その隣で味噌汁をかき混ぜているエリカさんを見た。
「あ、竹鬼くん、まだ夕食の時間には早いわよ。えっと、そちらの方は風松・ペドルさんでしたっけ…?」
エリカさんは顔を上げると、厨房からエプロンを外して出てきた。その間もカレンは野菜を切っている。
「あー、俺ら、っていうか風松さんが、厨房を手伝いたいって…こう見えても料理は盤風家で一番上手くて。」
俺は風松さんをそう紹介すると、風松さんをエリカさんの前に押した。
「こう見えてもは余計ったい!!ええっと、渚衿花さんで間違いないですかね?」
「はい。それは私です。ようこそお越し下さいました。」
エリカさんは微笑むと優雅に礼をした。
「いやぁ。噂どうりの美人さんやなぁ。天女かと思いました!」
風松さんが照れたように頭をかきながら言った。
「…お気持ちは嬉しいんですが、これは渚におもてなしさせてもらいたいんです。」
エリカさんはそう言うと厨房へ戻ろうとした。
「そうですか…残念です…ところで、他の料理人さん達は?お手伝いさんとか…」
風松さんがキョロキョロしながらエリカさんに聞く。
「!!…私には…お手伝いさんはついてないんです。皆さん飛翠様の方についていますので…」
エリカさんが振り向かずにうつむいて言う。
「ええ!?こんな大きな厨房なのに二人だけなんですか?!」
ー風松さん、デリカシーってもんがないんか!?そんなん聞いたらアカンやろ!!
「…そうですね。私がもっとできの良い娘だったら、こんな事もしなくて良かったんでしょうけど…」
エリカさんの声が少し上ずったのを、俺と風松さんは聞き逃さなかった。
「やっぱりお手伝いしますよ。女性二人だけにあの量は、大変でしょう。」
風松さんはそう言うと戸惑っているエリカさんの後ろの厨房に入っていった。
第六十四章 似たもの同士
「あの…風松さん…」
母さんは真剣な表情で野菜を炒めている風松さんに恐る恐るといった様に声をかけた。
「なんですか、?今ちょっと手が…」
風松さんは母さんの方を向かずに言った。
「あの、本当に大丈夫ですから…お客様にこんな事させるわけには…」
母さんがそう言ってフライパンを受け取ろうとすると、
「僕、落ちこぼれなんです。盤風の。」
と、風松さんが母さんの方を見て言った。母さんの青い瞳は、驚いたように見開かれている。
「…自分でも体格はええと思うんですよ。でも、全くと言ってええほど剣術の才能がないんです。ほら、うちの父、水の国の侍だったじゃないですか、だから盤風家の子供はみんな、ある程度の剣術は身につけておけ、っていうのが家訓みたいな感じで…」
風松さんはそこまで一気に言うと言葉を切った。風松さんは少し間を置くと、覚悟を決めたようにこう発した。
「…僕、妹にも負けちゃうんです。」
彼の顔には笑顔があったが、フライパンを持つその手が震えているのをボクは見た。
「…」
母さんはしばらくの間黙っていたが、ゆっくりと微笑むと、風松さんの大きな手に自分の細くて小さな手を重ねた。
「大丈夫ですよ。私達、お仲間です。」
母さんはそう言うと風松さんに笑いかけた。
ーその笑顔は、久しぶりに見た母さんの本当の笑顔だった。
うわぁ。ちゃんとしとる。ちゃんとしとるよ。流石真面目な時のきのこだ。きのこは真面目になるとちゃんとお話書くからなぁ。山田後輩アロマは、真面目でも面白くなるから何とも言えないけどwwwいやぁ、本気で書いてるのか冗談で書いてるのか、たまにわかんなくなるよwwwちなみに、章の名前を考えているのはきのこなので、アロマちゃんが真面目に書いたところもきのこの意心で本編から外されてます。あはは。だから、半分は本編なんだよ?きのこも、たまにアロマちゃんの書いた変なお話に沿って本編を書いてるからね。あはは。
あ、次のお話は噂をすればで山田後輩アロマときのこの共同制作のだ…やべぇ…




