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The Young Magic Fighters  作者: 神崎きのこ+山田後輩アロマ(マッチョ先生)+白鳥Sora+菊の花サラ(ヘボ弟子)
カレンと竹鬼の過去
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第四十七章+第四十八章 Karen’s Pasts

前回のお話(?)、急な展開でびっくりしたかもしれませんが、ここから章変更でカレンと竹鬼の過去編に入らせていただきますね。

〜第四十七章  カレンの過去

「あぁっ!!」

カレンはカレンのお祖父様に地面に投げ飛ばされた。


「そんなものか!!これでは到底渚家の当主にはなれんぞ!!」

「…まだまだっ!…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「あっ!!」

カレンがもう一度お祖父様に向かって行ったが、また地面に打ち付けられた。


「はっ!口ほどにもない。」

お祖父様がカレンを見下ろして冷たく言う。


「っ!!…まだいけます!!はっ」


カレンがまたお祖父様に向かっていこうとした時、俺は、


「カレン!!」


と縁側からカレンに叫んだ。



「カレン、もう止めようや!!無理や!絶対に勝てんって!!」

「竹鬼!黙ってて!!」


俺はカレンに訴えたが、カレンは俺の方を見ようともせんでまた立ち上がろうとする。


「カレン、今日はもうやめよう!!まだ、チャンスはいくらでもあるって!!」

俺は立ち上がるとカレンの腕を掴んで引き止めた。


「竹鬼、離せっ」

「いやや!絶対はなさんっ!!」


カレンが俺を振り払おうと体を振るが、俺は離さない。


「……竹鬼っ………」


カレンは動くのを止めると、

「お祖父様、ボクは休ませていただきます…」

と、うつむいてお祖父様に言った。


「…そうしろ。」

カレンのお祖父様は後ろを向くとそのまま歩いて行ってしまった。


「…行こう、カレン。」

「…うん…竹鬼。」



「カレンッ!!」

 俺たちが家の中に入ると、カレンのお母様のエリカさんが駆け寄ってきた。

 エリカさんはカレンの傷だらけの体を見てとてもつらそうな顔をみせた。


「母さん…また、勝てなかった…」

カレンがうつむいたままエリカさんに呟いた。


「良いのよカレン!あなたはまだ六つ、時間はまだ…」

「駄目だよ!!そんな甘い考えじゃ…一生お祖父様には勝てない…」


エリカさんがカレンの肩を持って無理に笑顔を作ったが、カレンは声を張り上げた。



「カレン…」

エリカさんはとても悲しそうな顔をした。


「…あ、竹鬼くん、夕食、食べていく?」

「あ、じゃあ、お願いします…」

俺はうなずくとカレンの手を引いて渚家の食堂に向かった。





〜第四十八章  カレンの過去2

「口に合ってると良いんだけど…」

カレンさんが厨房から鯛めしを食べとった俺たちに声をかけた。


「美味しいです!俺、鯛、好きやし!」

「良かった。」

カレンさんは広い厨房に一人立って笑顔を見せた。



カレンの家は色々と複雑な事情を抱えている。説明をするには長い時間が必要だ。


「カレン、この後、一緒に修行しようや。俺も手伝うで。」

俺はカレンの方を見ずに言った。


「うん…」

カレンはそう一言だけ呟くと、立ち上がって食堂を出ていこうとした。


「カレン?どこに…いくの?」

エリカさんが心配そうにカレンに聞く。


「道場だよ。先に修行してくる。竹鬼は後で来て。」


カレンは振り返らずにそのまま食堂を出ていった。


「カレン…」


エリカさんの青い瞳から涙がこぼれた。




カレンの実家、渚家の正式な跡取りはエリカさんだった。しかし、エリカさんには武道の才能が全くと言っていい程なかった。そこでエリカさんのお父様、カレンのお祖父様はエリカさんに水の国一番の武道家と結婚するように命じた。エリカさんはそれに従い、ラッタッタ・ラティラティと結婚し、カレンを産んだ。カレンの容姿はエリカさんそっくりだったが、その武道の才能は同じ年の子供達と比べるととんでもないものだった。カレンのお祖父様はカレンに考えようもないような厳しい修行をさせ、カレンを歴代最強の渚家当主にしようとしているのだ。



「エリカさん、俺も行きますね。」

俺はエリカさんにそう言い残すと食堂を出た。


ラッタッタ・ラティラティ…すみません、後日、めっちゃ変なお話で、カレンの父親を登場させるんですけど、その時に変な名前をつけてしまって、名前が変更され、この名前になってしまいました…はははっ。多分、カレンのお父さんは、本編では出ないと思います。やばいお話限定登場かな…

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