第四十二章+第四十三章 How Do You Call Cotton Candy?+Starch Syrup Is Nice, Right?
見せてあげよう。輝く世界。プリンセス。自由の花をほら。目を開いて。この広い世界を。魔法の絨毯に身を任せ。
〜第四十二章 綿あめ?綿菓子?どっち派?〜
「竹鬼、見てよあの二人。」
カレンが笑いながら指を指している方を見ると、菊夜とヤマナカが綿菓子を大口を開けて頬張っているところだった。
俺は何が面白いのかとカレンの方を見ると、カレンは俺にわざと見せるかの様に綿菓子をちぎって口に運んだ。
「ああ!あの二人、直接綿菓子に口つけとるやないか!!」
「ハハッ。竹鬼はちぎって食べる派だもんね。」
「それはカレンもやろ。」
俺はそう言うとカレンの手に持っていた綿菓子を直接かじった。
「は、はぁああああ?!ちょっと何してんの竹鬼!!」
カレンが顔を真っ赤にして怒る。
「そんなに怒らんでもええやんか。ほんのちょこっとしか食べとらんで?」
「いやそういう問題じゃ無いんだけど…まぁいいや。竹鬼はこっち側を食べてね。私はそっちから。」
「へーい。」
俺はうなずくと綿菓子をちぎって口に運んだ。
〜第四十三章 水飴って、良いよね!〜
「赤の少女よ。なにか小腹が空かんか?食べたいものがあればなんでも言うてくれ。」
ストロベリー王子様がピンク色の布を取りながら私に声をかけた。
ミドリとフローリストくんは何か丸い食物を二人で分けていて、竹鬼くんとカレンさんは水飴を眺めていた。
ー楽しそう…
「?赤の少女よ、あの水飴が気になるのか?」
私が竹鬼くんとカレンさんをぼーっと見つめていたら、王子様がおっしゃった。
「え、いやあの…」
私は慌てて違うと言おうとしたが、王子様は水飴の出店の方へ歩いて行ってしまった。
あ、追いかけなくちゃ…
私は急いで王子様の後を追いかけた。
「店主よ、この少女に水飴を売ってくれないか。」
「はぁ。かしこまりました。形はどれにいたしましょう。」
王子様が出店のご主人に水飴を売ってくれるよう言うと、ご主人は私に飴の形を選ぶように言った。
見本として置いてある飴達はどれもキラキラと輝いていて、舐めるのがもったいないと思ってしまうくらいだ。
私が飴たちを順に見ていくと、一つの美しい飴の前で目が止まった。それは紅い羽の美しい朱雀が竹藪の中にいることを表現した飴だった。
「これ…これを、下さい。」
私がご主人にそう言うと、ご主人は、
「かしこまりました。少しお待ち下さい。」
と、飴をつくり始めた。
「とても綺麗だな。」
王子様が見本の飴を見ながらそういった。
「は、はいっ。王子様も何か買われたらいかがですか…?」
「そうだな…では、店主よ、私にも飴を頼む。この苺のものにしよう。」
私が提案すると、王子様はうなずいて苺の形をした飴を頼んだ。
…苺もかわいいな…
私がご主人の飴づくりを見ていると、竹鬼くんとカレンさんがこっちに歩いて来た。
あははっ☆




