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The Young Magic Fighters  作者: 神崎きのこ+山田後輩アロマ(マッチョ先生)+白鳥Sora+菊の花サラ(ヘボ弟子)
二次試験開始・2対2の実技トーナメントスタート!!
21/75

第三十七章+第三十八章 OMG Natural Born Philanderer+Escort

世界中の偽善者はいつ眠るのでしょうね?Magic NO Magic タネもしかけもメディカル。心も身体も。全部浸って頂戴。

〜第三十七章 天然たらし、恐るべし〜

「ガラガラガラガラガラガラガラガラ」

馬車の走る音が聞こえてきたかと思うと、金色の縁取りが綺麗な馬車と、ピンク色のゴッテゴテ馬車が校門前に止まった。


 馬車からピンク色のなんかよく分からん服を着たヘンテコ王子が出てきた。


「さぁ。皆の者。乗ってくれ。」

ヘンテコ王子が声をかけると、竹鬼とカレンは二人そろってサッと後ろに下がると、もみじに先を譲った。



 ?よく分からないけど二人に合わせておこう…



私は二人と同じ様に、後ろに下がった。


 もみじが私たちの間を歩いて行く。



  …なんか結婚式みたいだなぁ…私は、お父さんと一緒に仕事をしていた人の結婚式を思い出した。


「お手をどうぞ。」

ヘンテコ王子がもみじに手を差し伸べる。もみじは少し戸惑ったような仕草を見せたが、王子の手を取ると、ピンク色の馬車へ乗り込んだ。


「ミドリさん、ボクたちも行こう。」

カレンがそう言って馬車の前に立つと、私へ手を差し伸べた。


「ちょい、ちょい!カレン、何やっとんや!」

竹鬼がカレンの肩を持つと、自分に引き寄せた。


「カレン。今ジブンは俺のパートナーなんやで?エスコートくらい、俺にまかせろっちゅーねん。」

竹鬼がカレンの耳元で優しく囁く。


「んあっ」


カレンがビクッとして顔を赤くする。


「?大丈夫か?カレン?」

竹鬼がまた天然たらしを発動させる。


「あ、あーカレンには、竹鬼がいるのにぃ。わたーしには、いないなぁ。私のパートナーは、どこだろうなぁー」

私は完全に棒読みで言った。


「ああ!そうだ、ミドリさんにはコイツがいたね。ちょっと待って…」

カレンがあっまぁぁい空気を断ち切るかのように大きな声を出すと、持っていた大きな袋の中をあさり始めた。



「ん!!んんん!!」


なにやら袋の中から声が聞こえる。


「よっこいしょ。ほら、もう出てきていいよ。」

カレンがそう言って袋の中から出したのはまるでうさぎか子猫の様に襟首を掴まれた菊夜だった。


「菊!!夜!!」


「俺の名は菊!!夜!!じゃねぇ。菊夜だ。」

菊夜が私を睨みながら言う。


「ていうかここはどこだよ?確かさっき俺はペドルに蹴られて…」

「ハハハ、また痛い思いをしたくなかったら今日の夕方までミドリさんをエスコートしてね。」

「はぁ?なんだよそれ。そんな事この俺がするわけ無いだろ。」


菊夜がカレンをきつく睨む。


「ああそう…じゃあ仕方ないね、街まで眠っててもらおうか。」

カレンがさも残念そうと言うように手刀を構える。


「!!…分かったよ…ただこの小娘と一緒にいりゃあいいんだろ?」

「そうそう。王子様が一緒だから豪華になりそうだしね。悪い事ばかりじゃないよ。」



 …ん?ちょっとまってカレン?それだと私のエスコートするのが嫌なことみたいじゃん!




〜第三十八章  エスコート♡〜

「さっ。ちゅーことで、俺もカレンのエスコートせないかんなっ。」

そう言うと竹鬼は馬車の前にバク転をして立つとカレンに手を伸ばした。⇦いや、すごいけどなんで?!意味ある?!


「お手をどうぞ。美しい方。」


「…あ、菊夜、女性の扱い方は分かってるよね?ミドリさんを怒らせたらボクと一対一の勝負だよ。」

カレンは竹鬼の手を取ると振り返って菊夜に言い、馬車に乗り込んだ。その後に竹鬼が続く。


「…チッ」


菊夜は舌打ちをすると顔をしかめながら馬車の方へ歩き始めた。


菊夜は深くため息をつくと馬車の前で止まり、

「お手をどうぞ。」

と言うと私に手を伸ばしてきた。


「どうも。」

私はそう言うと菊夜の手を無視して馬車に乗り込んだ。



決してどうしたらいいのか分からなかったわけではない。ヘンテコ王子ともみじ、竹鬼とカレンの行動はちゃんと見ていた。私はそれを知った上で無視したのだ。



 馬車に乗り込み外を見ると、菊夜がものすごいなんていうのかわかんないけど凄い顔になっていた。


「…ミドリさん…」

隣に座っているカレンが私に呆れたような、困ったような表情を見せた。


「だって気にくわないんだもん!カレンは竹鬼とだからいいよね!」

私はすねたように言う。


「じゃあ変わる?別にボク、あ、いや私は気にしないけど。」

カレンがそう言ったので、私は斜め前に座っている竹鬼の方を見た。


「うーーーん。せやなぁ。ヤマナカが嫌っちゅーならまぁええけど…菊夜がカレンのパートナーちゅーのはなぁ…」


   ー!竹鬼、菊夜にカレンを取られたくないとか?!カレンみたいな美人、菊夜なんかのモノにするなんて、頭おかしいもんね!!


「確かに。私の身が持たないかも。怒りで。」


カレンが竹鬼に賛成するかの様に言う。



        ーそういう考えで竹鬼は言ったのかなぁ…?


ミドリ、恋愛経験ゼロの割には感が良すぎて笑うwww

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