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The Young Magic Fighters  作者: 神崎きのこ+山田後輩アロマ(マッチョ先生)+白鳥Sora+菊の花サラ(ヘボ弟子)
二次試験開始・2対2の実技トーナメントスタート!!
19/75

三十二+三十三+三十四 Heaven-Sent Child Of Transformation Magic+Dress Up+Takeoni Is A Natural Born Philanderer

題名長いしキモい…

〜第三十二章  変身魔法の申し子、彩芽先輩〜

「うわぁ!!すっごいかわいい!もみじ!!」


私達が更衣室に入ると、そこには丁度変身魔法の申し子と言われている彩芽先輩がいた。彩芽先輩も魔法戦闘員の試験にはエントリーしていたが、第一ブロックでマリン先輩と虎杖クロワッさんに負けてしまった。


彩芽さんは私達が更衣室に入ってくるなり、もみじを捕まえて採寸をし始めた。


「あなた、私のママのファッションショーに出てくれない?服は作ってあげるから。」

 と、真面目な顔で先輩は続ける。


「あの…彩芽先輩?ファッションショーって…?」

 私が恐る恐る声をかけると、先輩はハッとした様な顔をして、


「ああ、ごめんなさい。えっとあなたは確か…ミドリちゃんだっけ?芽生さんの娘さんの。」

 彩芽先輩が私のお父さんの名前をだす。


「あっ、はいっ!!そのっ、ファッションショーに出たら、その服、もらえるんですか?」

「ええ!もしかして、ミドリちゃんも出てくれるの?!伝説の魔法戦闘員の娘さんが出てくれるなんて凄いショーになるわ!!」

彩芽先輩が興奮したように言う。


「これでママも大喜びね!!」


彩芽先輩のお母さんは花の国一番のファッションデザイナーだ。国中にブティックを持っており、その服の人気は、同級生達の間でも凄まじい。残念ながら、私にはもう心に決めているファッションブランドがあるので、目移りすることはできないのだが。


「彩芽先輩、私達、そのショーに出ます!!だから、今日の二時までにショーで着る服を仕立ててもらえませんか?!」

私は意を決して彩芽先輩に頼んだ。


「本当?!それは嬉しいわ!今日の二時まで…って、あと一時間も無いじゃない!!早く作り始めなきゃ!!待ってね、今ミドリちゃんも採寸するから!!」




 〜第三十三 ドレスアップ〜

「うわぁ!!すっごいかわいい!もみじ!!」


私の目の前で恥ずかしそうにうつむいているもみじは、紅のドレスを身にまとっている。綺麗なドレスはもみじの赤い髪にも、とてもよく似合っている。


「ありがとう…ミドリも、そのドレス、素敵だよ。」

私は彩芽先輩が作ってくれた深い緑色のミニドレスを着ている。


「さっすがママのデザイン!!誰にでも完璧に似合うドレスがデザインできる凄腕ね!!」

彩芽先輩が私達をジロジロと見ながら言う。


「…ははは…あ、ありがとうございました!彩芽先輩!!私達、用事があるのでこれで!!」

「えっ?!ちょ、ちょっと、ドレスは?!」


彩芽先輩が私達にドレスを置いて行くように言うが、私はもみじの手を引くとそのまま更衣室を出た。


「ミ、ミドリ?良いの、ドレス…」

「良いの良いの!どうせ私達の物になるんだし!汚さなければ大丈夫!!」


もみじが後ろを振り返りながら言うが、私は気にせずそのまま校門へと歩いた。




〜第三十四 竹鬼は天然たらし〜

「大丈夫かな…焦っててあのままにしちゃったけど、ちゃんと服は準備できたのかな…?」


ボクは自分の軽はずみな行動を後悔した。もみじさんとミドリさんの服の事をすっかり忘れていたのだ。


「…ヤマナカの事だし、大丈夫なんとちゃう?」

黒いベストを着た竹鬼がボクを慰める様に言う。正装ではあるが、竹鬼らしいラフな服装だ。


…それに対してボクは…


ボクは自分の服装を見た。淡い水色のワンピースだ。


   ーはぁ…竹鬼の為とはいえ、これはやりすぎたかも…ていうか、ボク、なんで竹鬼の恋路なんて手伝ってるわけ…?



ボクたちは、あの後竹鬼の家に行き、竹鬼のお母さんに事情を話した。


物わかりが良い竹鬼のお母さん、風梅さんはすぐにボクの母親を家に呼ぶと、二人でボク達をドレスアップさせ始めた。


ボクの母、エリカはボクがワンピースを着ることを、とても喜んでいるようだった。母はボクの髪を綺麗にまとめ上げた上に、化粧までさせた。


     ーはぁ…もう…めんどくさいなぁ…何もかも…投げ出したい…


「深呼吸やで、カレン!その服めっちゃ似あっとる!!」

「竹鬼…いや、そんな事、言われたくないんだけど。」


竹鬼がボクの肩に手を置いて八重歯を見せながら笑ったが、ボクは頬を膨らませてみせた。


「ええっ…悪い…こういうのは、大切な人から言ってもらいたい…しな」

竹鬼がバツが悪そうな顔をして空を見た。


「…ハハッ。別に良いよ。…キミは変わらないなぁ。こんなボクでも、変わらなく接してくれるし。」


  そう、辛い時ボクの心を支えてくれたのは、いつも竹鬼だった。竹鬼はボクのたった一人の心が許せる親友だ。



「おおおおおおおおーーーーーいいいいい!!おまたせぇぇぇぇぇえええ!!」



すごく大きな声が聞こえたかと思うと、向こうからもみじさんの手を引いたミドリさんが走ってきた。


いやさ、ミドリ声デカ過ぎね?やばいと思うマジで。人のこと言えないけど。

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