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The Young Magic Fighters  作者: 神崎きのこ+山田後輩アロマ(マッチョ先生)+白鳥Sora+菊の花サラ(ヘボ弟子)
二次試験開始・2対2の実技トーナメントスタート!!
12/75

第十八章+第十九章 Hero? Or Prince?+Karen And Takeoni's Love Talk?

ちゅちゅちゅ、厨二病☆

〜第十八話 勇者(ヒーロー)?いや王子(プリンス)?〜

 私ともみじは第3ブロックに向けて練習場兼待機場で魔法の練習をしていた。


待機場は二日目にならないと開かないから、ここへ来るのは今日が初めてだ。


「火炎魔法、大文字!!」

「水性魔法、ウォーターフォール!!」

 私の火炎魔法ともみじの水性魔法がぶつかる。


「う、うわわわっ!」

 もみじが炎の勢いに押され後ろによろけた。


「大丈夫?!」

 手を伸ばしても距離がありすぎるから間に合わない。  どうしよう!本番前に怪我したら…


「大丈夫か?」


「!!いやぁぁぁぁあ! 勇者(ヒーロー)登場!!」


 私は叫んだ。勇者(ヒーロー)竹鬼(たけおに)がもみじの体を受け止めたのだ。


勇者(ヒーロー)?褒められてるんだよな?おおきに。っていうかジブン平気?」

 竹鬼がもみじをお姫様抱っこしながらもみじに聞く。


  もう勇者(ヒーロー)っていうか王子(プリンス)じゃん!!当のもみじは真っ赤になり口をパクパクさせている。


「顔、赤いで?熱でもあるんとちゃう?」

 竹鬼がもみじに顔を近づけて聞く。


    なにこのありきたりな少女漫画展開?!え、わざとやってるの?!


なにこれ?!



「保険室、行くか?このまま連れて行ってもええで?」


 いやあああああああ!いやもうこの天然王子!!


「竹鬼!!もみじを降ろして。もみじは大丈夫だから。早く降ろして。」


「お、おう…?よいしょっと。きつかったら保険室いくんやで?」

「う、うん、はい…」

竹鬼はもみじをそっと降ろすと去っていった。


「だ、大丈夫?もみじ。ごめんね。」

「う、ううん…やっぱりすごいね。相性の悪い魔法で勝つなんて。」


「あはは…っていうか勇者(ヒーロー)…」

「そ、その話は無しで。何も見なかったことにして…」

 もみじは恥ずかしそうに言った。


「…いやばっちり見てたから無理だよ。勇者(ヒーロー)がもみじを…」

「やめてっ!!火炎魔法、ファイアーフラワー!!」

「いやっ!!ぎゃああああああ!!火の粉が降ってきたぁ!!」


 ーいやぁぁぁぁあ!!もうもみじをからかうのはやめよう…熱っ!!




〜第十九話 カレンと竹鬼の恋愛トーク?〜

「あの二人、楽しそうやなぁ。」

テーブルの向かい側に座っている竹鬼が魔法の練習をしているクラスメイトの女の子たちを見ながら言う。


「混ざってきたら?」

ボクは冗談交じりに言ってみた。


「いやぁ。やめとくわ。危なそうやしな。やけどでもしたら大変や。」

そう言って竹鬼はニヤリと笑った。


「そう。ちゃんと考えてるんだね。」


ボクがからかうようにいうと竹鬼はすねた様にこう言った。

「はぁぁ?俺が何も考えてないと思っとったん?そんなわけないやろー!俺だって色々考えてますー」


「例えば…恋愛のこととか?もみ…」

「おいっ!」

ボクが言いかけると竹鬼がすかさず彼の手でボクの口を塞いできた。


「やめんか!俺の問題や。第一好きと決まったわけじゃないんやからな。ただちょっと褒めただけやろ。それなのに好きと仮定するのはどうかと思うけどな。」


ボクは口から竹鬼の手を外すと言った。


「知ってる?人って焦ったり核心を突かれたりすると口数が増えるんだよ。」

「なっ!?」

竹鬼が慌てて口を塞ぐ。


「ははっ。ほら、図星。」

「むぅ…」

竹鬼はこちらを鋭い目で睨んできたがすぐに笑顔に戻った。


「ホンマ、カレンにはかなわんなぁ。かもしれんな。俺はもみじが好きなのかもしらん。中1からの片思いやからなぁ。今更言うのもどうかと思うねん…」

「…片思い…ねぇ?…」


「ん?なにかゆうたか?」

「ううん。何も。気にしないで。」


ボクは、静かに紅茶を啜った。竹鬼は、不思議そうにこちらを見ている様だが、あえて無視をしておく。

  

             いくら竹鬼でも、他人の恋路を手助けする義理はないからね。


いやぁ、なんか、うん、いやぁ。なんか、うん。いやぁ、なんか、うん。  

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