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60.設定ガバガバ

 


 翌朝。


 また冷蔵庫の中で増えてるじゃがいもとにんじんを横目に見つつ、豆を消費するための調味料作りに挑戦する。



「既にレシピが発見されているものでしたら私が活躍出来ますね!」



 スピカちゃんがるんるんで飛び回ってる。かわいい。



「豆を使った発酵系の調味料でしたら、豆と塩で味噌、豆と麹で醤油が出来ます」



「えっ、味噌から醤油が出来るんじゃないの!?」



「味噌と醤油は別物ですが」



「……深く考えるのは辞めて、ファンタジーってことで置いておこうか。スキルって凄いね」



 この世界の神さまは結構雑だな、と思う。

 設定ガバガバだもんね。


 スピカちゃんの助言どおりに《発酵樽》をいくつか買って、★★の豆を入れてみた。



「塩とか麹はどのくらい入れよう?」


「普通は豆と同じ量ですが」


「それは多分多すぎるような気がするね。

 うーん、どれくらいにしようかな……樽を買い足して何パターンか作ってみようか」


 と、いうことで

 ・豆と同じ量

 ・豆の半分

 ・豆の四分の一

 のそれぞれの量で作ってみることにした。



「これ、いつ出来上がるの?」


「発酵系アイテムはほとんどの物が3日で完成しますよ」


 よーし、完成が楽しみだ!!







「発酵の仕込みも終わったし、気分を変えて裁縫でもしようかな!」




 リネンエプロン作った時のまま、何もしてないからねぇ。



「料理は毎日量産作業をしてるし、レベル20越えて★★のアイテムを扱えるようになったから、次は裁縫のレベルも上げときたいよね!

 素材はあるのにスキルレベルが足りなくて扱えないのは悲しいし」



 と、いうことでレッツ裁縫〜!



「何を作ろうかな〜?」



 型紙から作った方がレベルが上がりやすかったりするかもしれないけど、面倒だから今回はパス。


『これが作りたいっ!』って思える時は型紙引くけど、今回みたいに何となく作るときは面倒くさくない方が良い!



「この前作ったエプロンは料理のときに使ってるから、作業用のかわいいエプロンが欲しいなぁ。

 この世界のルール的には多分共用にしても問題ないだろうけど、私は嫌だから」



「良いですね! では、生地と糸を決めましょうか」



 前回のエプロンはナチュラルリネンのシンプル可愛いやつで超気に入ってるけど〜!

 今回はどうしよっかな〜!



 ウキウキ気分で画面をスクロールするけど、実際見てみないとなかなか分かりにくいからどんどん取り出してみる。


 う〜ん、ギンガムチェックでガーリーな雰囲気にしようかなぁ。

 あんまり可愛すぎると子供っぽくなるけど、私はそのくらいかわいい雰囲気も好き。


 家でしか使わないし、自分の趣味優先にしよっか!



 ただ、柄ものの生地は無いみたい。

 ギンガムチェックとかの織り方で作れる総柄はあるけどプリント生地は無い。



 てことは刺繍の出番かな〜?



 もしくは別布を切り貼りして自作アップリケにしても可愛いよね!




 うん、そんな感じのかわいいエプロンにしよう!







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