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57.話し合い

 



 色々と収穫の多いパーティーから、帰宅。


 終わってはないし夜通し飲み明かしそうな勢いだったけどさすがにそれに付き合う気は無かった。


 仲間内でわいわいするのに邪魔者になったらヤダな、ってのもあったしね。

 なんとなーく楽しい雰囲気のうちに帰ってきたからめっちゃ楽しかった!



「今日は良い集まりでしたね」


「そうだねぇ。世の中の事を知るのも大事だね」


「私は、自分が所詮家妖精(シルキー)でしかないのだと実感しました。

 ベガさまとアカリさまに創っていただいて、この家のこと全てが分かる能力がありますが、生産に関わることしか知らないのだと思います」



「スピカちゃんはすっごく頼れる妖精さんだと思ってるよ?」



「しかし、今日は知らないことばかりでした」



「まあ、それはそうだね。私はスピカちゃん以上に何も知らないし。

 外との関わりも出来てきたし、積極的に出ていくようにしよっか」



「それが良いかと思います。

 正直、この家にある記録の中身は、現実の世の中と違っている部分も多そうですし。

 ざっと見た限りでも、ベガさまと世の中との関わりは200年程前からほとんど無くなっていたようですから」



「200年も経てばそりゃあ変わるよね。

 これから、どうして行こっか?」



 これは難しすぎることだから、2人でうーんと考える。

 今後の計画かぁ……

 夕嵐の双翼との関わりだけじゃ駄目かもしれないし、もっと外に出る?

 知らない世界に……?



「……いや、深く考えすぎるのは止めよう!!

 私が楽しく出来ることを続けるのが良いと思うんだよ」



「続けること、大切ですね」



「そう。だから、メインはいつもみたいな生産にして、時々作り方を教えてって言われたら行こう。

 もしも欲しい効果のものを狙って作れるようになったらいいし。


 私が評価されてるのは新レシピの発見だよね?

 だから、それを頑張ればいいと思うんだ!」



「間違いありません!

 自分が楽しいと思えることと、周りが良いと思うことが一致していると言うことは幸せなことです。

 これを続けるのが良いと思いますよ。


 他の人に教えるのは、面倒であれば一人だけに教えてあとはその人にお任せする方法もありますから」



「あ、それいいね!

 ちょっと大変そうだな、って思ってたんだよ。

『夕嵐の双翼』が何か言ってきたら、他の人に教えれる人に来てもらって〜、って言おう!」



 一人でぐちゃぐちゃ考えるより、信頼出来る人と話し合うと良いよね!


 周りに何を言われても、私は生産を頑張るんだ!

『英雄』とか言われていい気になってちゃいけないよ?



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