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44/133

44.★4の相場はない

 


「一気にお金使っちゃったから、ポテサラも売って元を取らないと」


「しかし、★★★★アイテムを大量に売るとなると、かなり難しいのではありませんか?」


「なんで?」


「★★★★アイテムは非常にレアなもので、国営の騎士団などでなければ使えないものです。妙な所に目をつけられなければ良いのですが……」


「たしかに。怪しまれたりしたら困るよね。

 じゃあ、あの大量のじゃがいもはどうしよう? 豆も沢山あるよ? それに、アルマクさんはノームのお仲間さんたちも連れてきてめちゃくちゃヤル気だし、まだまだ増えるでしょ?」


「……どうしましょうか」


「そんなにレアなら『夕嵐の双翼』にだけ売るのは良くないと思うの。今までにもたくさん売ってるしね。だけど、売っちゃいけないこともないかなぁって。お金も欲しいし。

 ワールドマーケットでは、幾らで売られているんだろう?」


 スピカちゃんも首を捻るだけだったので検索してみたら、出品はゼロでした。

 何の参考にもならない。


「相場を知るためにも、10個セットにしてオークションに掛けてみる? 取り合いにならないように、『大量出品予定』とかコメントつけて」


「供給量が多ければその分値段は下がりますからね。良いのではないでしょうか?」


「ちょっと怖いけどダメで元々、お金使っちゃって無くなったし、上限なしで売ってみよう!」


 10個を1セットにして20セット出品してみた。

 開催期間は一日にしたから、明日の今ごろには結果が出るはず。

 どうなるかなー?



 結果が出てお金が入るのは明日だけど、昨日より少し少ないものの床に大きな山を作っている材料達を減らさないといけない。


 私にできることは、ただひたすらの料理を作ることだけ……あれ?


「スピカちゃん? これ、素材のまま売ったらダメかな?」


「良いと思いますが」


「そうだよねえ!」


 わざわざ私が労力を掛けて作らなくても、素材としても売ればいいじゃん!


 ってことで、★★の料理素材の相場くらいで売り出しておいた。在庫も大量に入れておいたからそうそう切れないだろうし、放っておけばいいや!





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