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2人の魔人

みんなが戦っている頃フードを被った女達は魔国への攻撃を始めた。

建物は壊れ、火事が起こり、人々は逃げ惑っていた。


しかし人々は誰一人として死んでいない、怪我人もいない。

壊れた建物は人のいない建物。

彼女達が攻撃するのは誰もいない場所。

俺はその行動の意味が分からなかった。

彼女達の顔を見るまでは。



俺はその2人が人を攻撃していないのを見て先に人々をこの場所から流すことに決めた。

この2人は強い、間違いなくあのカリーナよりも、その確信が俺の中にはあった。



人々を逃しているときもあの2人は建物に攻撃をしていた。

外から見るととんでもない被害だが誰も死んでいない。

その時建物が壊れた風で魔人の1人のフードが脱げた。

すぐにフードを被り直したがその一瞬で俺は理解した。



そのフードを脱げた魔人の顔を俺は見た事がある。

肌は褐色、目は紅く、額には小さな角が生えていた。

そして髪の色は少し薄くなっていたが紫色をしていた。

そう、間違いなくあれはエリカだった。



「エリカ?」

魔人はその声にビクッと反応したが無視して攻撃をしていた。


(エリカなのか?もう1人はエリザベス?でも魔力が違う。だがあの姿は。それに人を攻撃していない理由も説明がつく。でもなんで建物を、この国を攻撃する?カリーナが倒されたのは魔力が消えた事で分かっているはずだ。なら何故?催眠の可能性はさっきフードを被り直した行動で恐らく無いだろう。何かの魔術が使われている気配もない)


「おい!エリカとエリザベスなのか?答えてくれ!今度なんでも言うこと聞いてやるから今は俺と話してくれ!」


この声に魔人は2人とも反応したがそれでも無視してきた。


それでも俺は呼びかけた。


2人は1度攻撃をやめてこちらを向き俺の前まで歩いて来てフードを外した。

もう1人は褐色の肌に紅い目、小さな角が生えていたが間違いなくエリザベスだった。

2人は俺の目を見て言った。


「ねぇ、なら私達を殺して」


涙を見せながら2人が言ったのはこんな一言だった。



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