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蠢く悪意

「なぁ、ここにエリカ達来てないか?」


魔帝との話が終わった次の日の朝、俺だけが起きて部屋で休んでいたら訪ねてきたアダムが開口一番にこう聞いてきた。


「いや、来てないぞ」

「そうか、やっぱり昨日からギルドで依頼でも受けてるのかな?」

「なんだ?帰ってきてないのか?」

「実はそうなんだ」

「それにしてもなんで依頼?」

「今回の修学旅行は名ばかりで実際はただの旅行で行動にそんなに制限が無いから小遣い稼ぎにギルドで依頼でも受けてるのかなって」

「なるほどな。まぁ二人とも強いし、ふらっと帰ってくるだろう」

「そうだな、あの二人今では学園でも群を抜いて強いからな」

「そうなのか?それは初耳だぞ」

「そうだよ。あの二人ミロクくん達に勝つって言ってもう先生ですら勝てないんだから」

「それは凄いな」

「でしょ。それより今日はもう帰るよ」

「そっか」

「うん。また」

「おう、またな」




???


「これは素晴らしい」

「ええ、これならとんでもなく強力な奴が生まれますよ」

「そうだといいわ。私が連れてきたんだもの」

「きっとそうですよ」



「喜びなさい。あなた達はこれから進化するのよ。人ではなく魔人へと」





「どうせ滅ぼすんだからめんどくさい事しないでさっさと滅ぼしちゃってよ」

「承知しました。今回の実験台も使ってよろしいでしょうか?」

「めんどくさいし任せるよ」

「承知しました。では失礼します」

「ん。いいよ」


ガチャン


「いちいちめんどくさい事聞いてこないでよ。俺は怠惰に過ごしたいんだから」





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