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魔国の図書館

「今日の夜みんなは暇?」


ギルドでクラスメイトを待っている間に俺はイヴと夜会えるかを聞いていた。


「暇だけど、どうして?」

「実はイヴがみんなと話したいらしいから会えないかなって思って」

「なるほど、私は良いわよ。みんなも良いよね?」

『いいよ』

「分かったなら今日の夜に部屋に連れてくるよ」

「なら今日はお菓子でも用意しよう」

「そうね」

「そうだね」

「なんの話してるの?」


俺たちが話しているとエリカとエリザベスが話しかけてきた。

「今日この国で出来た友達が遊びにくるって話をしてたんだ」

「へぇ、それって女の子?」

「そ、そうだけど」

「やっぱり、ミロクくんは手が早いわね」

「本当にそうです」

「そんな事は無いと思うけど」

「そんなことはあるのじゃ」

「ありますね」

「あるわね」

「ある」

「ちょっ、みんなまでそんな事言わないでよ」

「何してるんだお前ら?」


俺が困っているとカイト先生が話しかけてくれた。


「なんでも無いですよ。それより今日の予定は何ですか?」

「誤魔化したわね」

「誤魔化したね」

「誤魔化してるわね」

「うっ」

「今日はこの国の図書館に行こうと思ってるんだ。国ごとに歴史はあるからその勉強だ」

「なるほど(ちょうど行きたかったからよかった)」

「もう少しでアダム達も来るだろうから来たら行くぞ」

「分かりました」



その後アダム達がやって来てみんなで図書館に向かった。


「ここが図書館だ。許可は得ているから自由に見て良いぞ。2時間後にここに集合だからな」

『はーい』

「よし、じゃあ行って良いぞ」


「ミーくん今回はどんな本を探すの?」

「今回も1000年前の魔王のことを知りたいからその事かな」

「分かった」

「みんなはエリカ達と一緒に好きな本を読んでても良いよ」

「え?」

「今回は魔法を使って探すから1人でも良いんだ」

「そうなの?分かった、じゃあ行こ、みんな」

「さて探すか『サーチ 魔王関連の本』」

ピコーン

「見つけた、それにしてもこんなに広いのに一冊しかないのか」


「あった、あった。題名は『魔王の力』か」


『俺はかつて魔王を倒した1人だ、そしてここには魔王について書こうと思う。

書き方が下手だとか言うなよ、仲間が書いてるのを見て書いてみるだけだから期待するなよ。

さて本題だ、魔王は自らを「最強の力を持った魔王」だと言っていた。

能力は「傲慢」

全てを自分の思いのままにする能力だ。

その強さはとんでもなかった、まさか俺たちが放った魔法が魔王の支配下になるなんて思わなかったからな。

だがスキルまでは思いのままに出来ないと気づいてスキルで倒したんだ。

だがその後魔王の体は闇に包まれ消えた。

「これが全ての始まりだ」と言い残して、何が始まるのかは分からんがまぁなんとかなるだろ。

とにかくこれを読んだやつは何にでも対応できるようにしておけよ。



500年経った今日魔王が復活した。

俺たち魔王を倒した英雄は寿命が伸びているからこの事を記録しておこうと思う。

俺たちは寿命は伸びたが力は衰えた、だから俺たちは魔王を倒すことができない。

これを受け世界の国々は勇者を召喚しようと決めた。

勇者は見事に魔王を倒したが肝心なのはそこじゃ無い、勇者から聞いた奴の姿が500年前と同じだったことだ。

だが能力は違い、性格も変わっていたようだ。

能力は『強欲』相手の攻撃を記憶して自らも使いこなせるというとんでもない能力だ。

これにはスキルも含まれていた事からその恐ろしさがわかるだろう。

勇者はこんな奴を固有スキルを使い倒した。

倒された魔王は「あと5つ、全てを手に入れて俺は舞い戻る」と言い残した。

何があと5つなのかは分からず不安が残るがそれでも平和を得て皆喜んでいる。

次にこの本を開くのはまた魔王が復活した時にしよう。

この本を開くことがないことを願っている。




またこの本を開くことになってしまった。

魔王が復活したのだ、それも100年という短い期間でだ。そのためほとんどの国が魔王に対する対策が出来ておらず1つの国が消えた。

最初の魔王を倒した俺達の仲間の1人が死んだ事で初代魔王、2代目魔王を知る者が減ってしまった事も原因の1つだろう。

それよりもまた魔王は能力が変わって復活したらしい。

能力は『憤怒』感情が昂ぶると全てのステータスが爆発的に上昇する。

その上昇率はとんでもなく、勇者の仲間が1人一撃で倒されるほどだ。

何故そんなにステータスが上昇したかというとこれまで倒された仲間を思い怒っていたようだ。

魔王も人間らしさがあるのかと思ったが後から精神属性魔法を使っていた事が分かり結局は魔王なのだなと思った。

「あと4つ」またも魔王はこんなことを言い残した。復活するたびに数が減るのかと思うとあと4回は復活する可能性があると全ての国に告げたがどこも信じてはくれなかった。

この可能性が外れてくれることを願う。


恐らく俺の寿命は残り少ないだからここにある魔法を残しておこうと思う。

決して間違った使い方をしないでくれ』


「『傲慢』に『強欲』に『憤怒』、という事は七つの大罪だよな。つまりあとは『怠惰』『嫉妬』『暴食』『色欲』か今回の魔王がどの能力を持っているのかどうにかして調べるか。

それにしてもこの魔法って見たらまた気絶するんじゃ……。

まぁ俺のステータスも高くなったし大丈夫だろう」


『ここに俺が生み出した魔法を残す


特異魔法

黒魔術 反魔法 陰陽術』


『黒魔術 反魔法 陰陽術の習得を確認』

「嫌な予感が」

『昇華を実行』

「やっぱり!やばい!」

そこで俺の意識は途切れた。

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