いざ、教国へ
「ミロクなんで教国に行きたいんだ」
父さんにまた聞かれた。これで10回近く聞かれている。だがまだ本当の事は話していない。
いま知っているのはアイシアとサラそしてミリアだけだ。ミリアにも婚約者になったから俺が邪神だと告げている。
「ただ行ってみたいからだよ」
「そうか、いつか話してくれよ」
何故か嘘だとバレてしまう。国王にも同じ感じだ。何故行きたいと何度も聞かれたが答えていない。
「さて、ようやく明日出発だな。シエラ、イリア、クロエ出て来てくれ」
「はい」
「出てきたよー」
「何の用じゃ」
今更だがクロエは和服の黒髪美女だ。あの喋り方はカッコつけていただけで本当はのじゃ娘だった。
「3人に頼みがある、俺が教国に行っている間この国を守っておいてくれ」
「分かりました」
「分かったわー」
「分かったのじゃ」
「ありがとう、後お金を渡しておくよ。好きなの買っていいから」
「ありがとうございます」
「ありがとうー」
「ありがとうなのじゃ」
「それでは出発いたします」
そう御者が言った。そう今日はついに教国に行く日だ。
行くメンバーは、第一王子のクラッツ、俺、アイシア、サラ、ミリア、そしてアイシアのメイド、騎士だ。
流石に他国に行くので騎士は大人数付いてきている。
「はぁ」
「どうしたアイシア?」
「やっぱり私を暗殺しようとした国に行くのが怖くて」
「安心しろ俺が必ず守る」
「ありがとミーくん」
「私達のことも守ってよミロクくん」
「当たり前だろ、アイシアもサラもミリアも守ってやる」
「ふふ、ありがとミロくん」
最近ミリアが俺をミロくんと呼ぶようになった。
理由はわからない。
「さて、初めての他国だから楽しみだな」
「そうだね」
「うん」
「私はギルドで出たことあるけど教国は初めてだから楽しみだなー」




