王子さまに俺はなる
「ちょーっと待ったー!」
「なにしてるんだ!ミロク!」
父さんに止められそうになったが今は無視だ。
「なんだ貴様」
「ミリアさんはお前にはやらない!俺のものだ」
「なに!どういう事だカリオストロ公爵」
「私にもわかりません。どういうことだミリア」
「ありがとうミロクくん(ボソッ)」
「貴様何のつもりだ」
「さっきも言ったろミリアさんは俺のだ、誰にもやらん」
「貴様、不敬罪で殺してやる」
そう言われ俺の横にいたミリアは顔を青くした。
そりゃそうだ不敬罪は覆る事はほとんどない、そしてそれが自分のせいだとしたらそんな顔になるだろう。だが俺はそんな顔をして欲しくない。
だから俺はカートの顔にポケットに入っていた手袋を投げつけた。
「決闘しようぜ。俺が勝ったらミリアさんをもらう。お前が勝ったら俺を殺すなりすれば良い。もちろん貴族様は断らないよな。あっ、それと俺は1人でやる。そっちは誰かを雇ったり何人で来てもいい」
「くっ、分かった受けてやろう。後悔しない事だな。やるのは1時間後にここでだ」
「分かった。そっちこそ後悔しないように人を集めるんだな。そっちのカリオストロ公爵も手伝っていいぞ。じゃあミリアさん後で迎えに来るよ」
「大丈夫なの」
「もちろん俺のランク知ってるだろ」
「確かにそうだね。待ってる」
「ああ、任せろ」
「どういう事だミロク」
「すいません父さん、でもこれは俺が決めた事なんで」
「俺か、お前も成長したんだな。分かっただが必ず勝て!負ける事は許さん」
「もちろんです」
1時間後俺は決闘をするためにその場で待っていた。すると向こうから何十人という人間が来た。
「すげぇ連れてきたな」
「さぁ、やるぞ。こちらにはランクSもいるんだ。
降参するなら今のうちだぞ」
「するわけないだろ、馬鹿か」
「くっ、覚えておけよ!お前らこのガキをボコボコにしろそしたら金はくれてやる」
『おぉーー』
「子供相手に本気だやるのか。まぁそれが仕事か」
「それではこれよりカリオストロ公爵家、ダーウィン公爵家対ミロク・フォン・カザドールの決闘を始める。ルールは殺しはなし、魔法の使用は可、魔道具の使用も可、カリオストロ公爵家側が勝利した場合ミロク・フォン・カザドールは死刑、ミロク・フォン・カザドールが勝利した場合ミリア・フォン・カリオストロをもらう。両者異論はないですか?」
「ない」
「ありません」
「頑張ってねミロクくん」
「絶対勝ちますよミリアさん」
「では、はじめ!」
その掛け声と同時に20人近くの人間が俺に魔法を放ってきた
「アンチマジック」
これは魔法を完全に無効化する魔法
「ショックボルト」
この魔法1つで相手のほとんどが倒れた。
起きていたのは1人の男だった
「ほぉ、ガキのくせによくやるな」
「どうも、あなたがSランクの人なんでしょ」
「そうだ。お前のランクは」
「ちょっと言えません」
「口は堅いか。まぁいい、今楽にしてやる」
殺しちゃダメだろ
すると相手が俺に片手剣を振り俺の首に当てようとした。俺はそれを体を反らせて避け蹴りを放った。
「ぐっ、やるな小僧。本当に子供か?」
「子供ですよ、ただ今回は負けられない」
「はああああ」
「ふっ、」
俺の大和が相手の剣を切り落とし首に剣先を向けた。
「俺の勝ちですね」
「ああ俺の負けだ」
「勝者ミロク・フォン・カザドール!」
「やったミロクくん」
「やりましたよミリアさん」
「おい!お前達なにをしている!このダーウィン公爵家の私に恥をかかせやがって」
俺の後ろからこんな声が聞こえたが俺は自業自得だろうと無視した。
「ミリア」
「お父様…」
「私は間違っていたのか、お前は母さんのようにならないようにとしてきたつもりだが」
「お母様?」
「ああ、お前の母さんは殺された、私に力がなかったからな。だから私は強くなろうとした。でも私は冒険者のように強くなれない。だから権力を強くして反抗するものを無くそうとした。それでもお前を幸せにはできていなかったか。すまなかった!今回は俺が悪かった。」
「ミリアさん?」
「私はあなたを許さない、でも父親とは認めてあげる。でもわたしはミロクくんのところに行くから連れ去らないでよ」
「わ、分かっている」
「本当にありがとうミロクくん!」
「いいですよ、おれも助けたかったんだ」
「それでもありがとう。それより私を貰ってくれるんでしょ。式はいつあげる」
「えっ!」
「えっ!ってなによそれともあそこまで言ってもらってくれないの?」
「貰ってもいいけど、おれには他に婚約者がいるけどいいのか」
「ええ、私はあなたが選んだ人を信じるわ」
「そんな風に思ってくれてありがとう」
今日俺にまた婚約者が増えた




