初のダンジョン
俺は今ダンジョンにいる。
そう、あのダンジョンだ、地球にいた頃何度か行ってみたいと思っていたダンジョンにいる。
「うおー、ダンジョンだー」
(すごいはしゃぐね)
「だってダンジョンだぞ、でもあと2週間で学校が始まるからあまり居られないのが残念だ」
(転移して途中から始めるって方法なら効率は格段に上がるよ)
「なるほど、よし、それで行こう」
俺は今ダンジョン5階層にいる。
このダンジョンは全100階層。そして5階層ごとにフロアボスがいる。
そしてボス部屋の前には5組ほどパーティがいた。
そして俺を見るとなんで子供がみたいな目をされたが無視した。
「あー、やっとボスだ。ここまでゴブリンかスライムばっかで退屈だったんだよな。よーし、行くか」
俺が扉を開けると中にはオークがいた。
「まだ浅いから雑魚だな」
俺は「大和」を一閃してオークを真っ二つにした。
「よし、もうどんどん行こう」
最初のボス部屋から6時間近く経っている。
途中「子供がこんなところ危ないでしょ」と注意されたりした?
そして今俺がいる場所は78階層、あと少しで80階層に行けるから楽しみだ。
70を越えたあたりから難易度が上がり、一気に難しくなった。
まぁ俺は大丈夫だが。
そして無言で狩って行ってついに80階層に着いた。
「やっと着いた、さてボスは何かな?」
扉を開けると中には真っ赤な竜がいた。
「うおおおー、ドラゴンだ!ヤベーかっけぇー」
そんな事を呟いていたら吹き飛ばされた。
「さてやるか」
ドラゴンは尻尾でなぎ払おうとしたが俺はそれをジャンプで避けた、そこへブレスが飛んできたが相反属性の攻撃で無効化し、大和で切りつけた。
しかしドラゴンは大和が当たる直前に飛び上がり上空からボス部屋全体に灼熱のブレスを吐いた。
「あぶねぇー、やっば周りの岩溶けてんじゃん。
なら俺も空に行くか、」
そこから上空で30分近く戦っていたがめんどくさくなり制限を軽くして一撃で倒した。
その後も進み続け100階層に着いた
(なぁカシスなんかやばい気配するんだけど、なんかシエラとイリアに似た気配じゃないか」
(行ってみればわかるんじゃない)
「それもそうか」
扉はこれまでは黒い扉だったがここだけ真っ白の扉になっていた
「なんでここだけ真っ白なんだ?まぁ行ってみれば分かるか」
ギィー
そんな音をたてながらゆっくりと扉を開いた。
すると中には巨大な黒い何かがいた。
「なんだ?」
『人間がここまで』
「なっ、喋れるのか?」
『そうだが、それで妾を倒しに?』
「まぁそのつもりで来たけど、何者なんだ?」
『妾の名は竜神クロエ』
「竜神!それってシエラとイリアと同じ神級の」
『シエラとイリアを知ってるのか、もしかして契約してるのか?』
「あ、ああそうだが」
『なら妾ともせんか』
「えっ!」
『妾はこの場所にずっといて飽きてしまった。だから外に出たいんだ』
「そうか」
『それで妾と契約してくれるか?』
「ああ、いいぞ」
『そうか、ありがとう!』
「じゃあ、契約!」
そしていつものように白い管が伸び俺たちを繋げ消えた。
「じゃあとりあえずこの異空間の中に入っててくれ。中にシエラとイリアもいるから」
『わかった、あの2人と会うのも久しぶりだから少し緊張するな』
そんな事を言いながら中に入って行った。
「これで神級3人と契約したわけか、いつかもう1人の神級と契約したいな」
そんな事を思いながらダンジョンを出た。
外はすでに暗かった
「どれくらいいたんだ?」
(だいたい9時間ぐらいだよ)
「そんなにいたのか、とりあえずギルドに行くか」
「ミリアさーん」
「あっ、ミロクくんどうしたの」
「いや、ダンジョンに行ったんで素材を買ってもらおうかと」
「わかったわ、それで何階層まで行ったの?」
「攻略してきました」
「はい?もう一回言ってくれる」
「だから攻略してきました」
「えー!あそこは何百年も攻略されてないダンジョンなのよ」
「えっ!」
(あっ、そういえばクロエが『人間がここまで』とか言ってたな)
「あー、気にしないでください。それより買取を」
「はぁ、分かったわ」
その後出した素材でまた驚かれた。そしてランクがSSになった。本当に濃い夏休みだった。




