初依頼
今日から本格的に冒険者として活動していく。
「行ってきます」
「行ってらっしゃいミロク」
「行ってらっしゃいミロクくん」
俺がギルドに入ると俺の事を知らない奴は値踏みするような視線を知っているものは目も合わせようとしない。
「はぁ、まぁいいか、それよりミリアさんはどこに居るのかな?」
「こっちよ、ミロクくん」
「あっ、おはようございます」
「ふふ、昨日煽っていた時と違って礼儀正しいのね」
「まぁ、時と場合によりますね、それより依頼は」
「あそこに貼ってあるS以下のなら全て受けられるわ」
「Sも受けれるんですか?」
「ええ、自分のランクの1つ上まで受けられるわ」
「じゃあ依頼見てきますね」
「はーい、決まったら持ってきてね」
「さて何にしようかな」
(うーん、どれもパッとしないなー。ん?これは、特別依頼か、えーと内容は王都の近くの森でエール草を取ってくる。難しそうではないが実際に失敗してるんだよな、行ってみるか)
俺はその特別依頼の紙を破りミリアさんのところへ持っていった
「これにします」
「えっ!?これって特別依頼でしょ、危ないわよ」
「大丈夫ですよ。それでエール草って何ですか?」
「まぁそういうなら止めないけど絶対無事に帰ってきてよ待ってるから。それとエール草だったわね。エール草は上級回復ポーションを作る材料になる薬草でなかなか生えていないの、でも王都の近くの森で見つかって採取依頼が出たんだけど失敗して難易度がわからなくなったってわけ」
「そうですか、取り敢えず行ってみます」
「本当に気をつけてよ、絶対無事に帰ってきてよ、絶対よ」
「わかってますよ、じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃい」
俺が出た後のギルドでは
「おい、何であいつあんなにミリアさんと親しげなんだ」
「あー、お前は昨日いなかったのか。ミリアさんは昨日からあいつの専属になったんだよ」
「はあ?!カースはどうしたんだ」
「昨日あの坊主にやられた」
「マジか、ちっせぇくせにヤベェな」
「ああ、本当にな」
「ねぇミリア、あんたもしかして惚れた?」
同じ受付嬢のサリアが話しかけてきた。
「は、はぁ?!いきなり何言うのよ!」
「いや、だって話してる時のミリアの顔がどう見ても恋する乙女だったわよ」
「そんなこと、、、」
「あーら、赤くなっちゃって可愛いー」
「もう、やめてよ。それよりちゃんと無事に帰ってくるかな?」
「やっぱり気にならんでしょ。(ニヤニヤ)」
「うん。あっ、違うわよ!」
「はいはい、分かってますよー」
「もう!」
「はぁもうすぐ森に着くな。それにしても森の奥のあれやばいな」
(あれは神獣の類よ、何でこんな所に?)
(まぁ行ってみればわかるだろう)
(エール草の採取も忘れないようにね)
「そうだった!えーと、マップ発動。エール草」
(最近全能の使い方も上手くなったわね)
(それはもちろん、俺の力なんだから皆を守るために使いこなさなきゃ)
(そっか、頑張って)
(おう、じゃあ行くか)
そして俺はエール草を200本近く集めた後、森の奥に向かった。




