本人のいないところでの話し合い
「おい、アイシア」
「はい、お父様」
「またミロクと仲良くしているらしいな、ミロクは何かを隠している。もしかしたらお前も危ないかもしれないから関わるな」
「いいえお父様、私はミーくんと距離を置く気はありません。ミーくんは悪い人じゃない」
「そうか」
(あのアイシアが私に反抗するなんて、それほどなのかミロクは。アレックスに聞いてみるか)
「なぁアレックス」
「どうしたんですか国王」
「今は2人きりだ、礼は気にしなくていい」
「わかったよガディウス。それでどうしたんだ」
「ミロクの事について聞きたいんだ」
「何が聞きたいんだ?」
「ミロクが神級召喚獣を2体呼んだのは知っているだろ、それを呼び出せる程の力が何故あるのかが知りたい」
「それは俺にも分からん、というかアイシアちゃんが知ってるんじゃないか」
「アイシアが?」
「ああ、うちにいるサラの様子がある日から変わっていたからおそらく聞いたんだろう。俺は自分から話してくれるのを待つよ」
「そうか、俺はアイシアに聞いてみるが、もしダメなら俺も待つか」
「ああ、そうしろ」
「アイシア、ミロクから何を聞いたかおしえてくれ」
「すみませんそれは本人が許さないと言えません」
「そうか、やはり聞いたんだな。ならば王族命令を使う、言え」
「すみません、それでもやはり言えません、私はミーくんを裏切らないと決めたので」
「そうか、はは、お前も成長したんだな。なら俺も成長しなければな。アイシア、明日ミロクを王城に呼んでくれ。謝りたい」
「お父様!分かりました、必ず連れてきますわ」
「ああ、よろしく頼むよ」
今日アイシアに王城に来てくれと言われた。
アイシアには大丈夫と言われたが心配だな。
「入ってくれ」
「失礼します」
「すまなかったな、俺も意地を張ってアイシアにも、お前にも悲しい思いをさせてしまった本当にすまなかった」
そう言って王が俺に頭を下げてきた
「頭を上げてください、僕は気にしてないと言ったら嘘になりますが、もう終わったことです。
それにアイシアとも元どうりになれましたから」
「そうか、ありがとう」
「いえ、気にしないでください」
この日俺と王の間にあった溝は埋まった。




