邪神の物語
あの日からかなりの時が経った、あの日からアイシアが俺にあまり話しかけてこなくなった。
おそらく国王に何か言われたんだろう、俺は寂しくなったがそれ以上にアイシアが俺を見るたびに泣きそうな顔をするのを見て、俺は申し訳なく思うと同時に自分が嫌になってきた。それから俺はサラやみんなともあまり話さなくなってしまった。
今日は教会に来ている
「なぁセリナ」
「うん、わかってるミロク。私はあなたをずっと見ていたから」
「じゃあどうして俺は邪神なんだ?」
「わかったわ、あなたが生まれた時の話をしてあげるわ」
今から数えることも出来ないほど昔、この世界に二柱の神が生まれた。
創造神であるセリナと破壊神であるシータだ。
創造神はこの世界に沢山の種族を作り、破壊神はこの世界に死と輪廻を作り出した。
そしてこの世界には人々の願いから多くの神が生まれた。
神々は名前を創造神につけてもらいより強い力を手にした。
しかし生まれた神は善神のみでこの世界のバランスが崩れかけた。
だから創造神と破壊神は共に聖神と邪神を生み出した。しかし皆は邪神を恐れたそのため創造神はこの世界に一柱の邪神のみを作り出した。
しかし一柱で全ての善神と並び立てる程の邪神は創造神よりも強大な力を持ち皆は恐れた。
だから創造神は邪神には名前を付けず邪神は周りから名無しの邪神と蔑まれた、しかし邪神は神々の期待に応えるためにその力を善行のために使った、そして邪神の存在は神々に徐々に認められた
そして創造神はこの邪神の行動を見て徐々に心を惹かれ後に恋人となった。
ある日この世界に魔王が生まれた。
そしてこの世界を救うため聖神と創造神から頼まれて魔王を倒すための助言をしに力を封印して地上に降りそして殺された。
「これが君の邪神だった頃の一生だよ、ごめんね私が君を邪神として生み出してしまったから」
「ううん、僕はこの力のお陰でアイシアやサラを助けられたしセリナと会えたから感謝してるよ」
「そう、でも大丈夫?」
「うん、いつか地上のみんなにも認められるような神になれるように頑張るよ」
「うん、私も応援してる。頑張ってね、私はいつでもあなたの味方だよ」
「ありがとうセリナ」
「はぁ、そろそろ覚悟を決めるか。セリナにも言ったんだみんなに認められる邪神になると。
まずはアイシアとサラに話すか」




