召喚魔法
あの決闘から1ヶ月がたった。
ライアンはクラスでは孤立し、俺の周りには何故かアイシアとサラの他にエリザベスとエリカもいて、4人とも美人だから周りに嫉妬の目で見られている。正直殺意の篭った目で見られるのは怖い。
「さて、今日の魔法科の授業は召喚魔法をやってもらうとしよう」
魔法科の先生であるおじいちゃん、アザール先生がそう言った。
「まずはこの魔法陣を書きここに魔力を注ぐんだ、そうすれば自分に合った召喚獣が出てくる。しかし必ず契約できるわけではない、呼んだ召喚獣に殺されるのも珍しくないから、心してかかるように、それではそれぞれ魔法陣を書いてくれ」
「ねぇミーくんはどうな召喚獣が欲しい?」
「俺はカッコいい召喚獣か、可愛い召喚獣がいいな」
「私は可愛いのが出て欲しいな」
「私はミロクくんより凄い召喚獣を出してやる」
「ガンバレよ、サラ」
「ミロク様には負けられません」
「エリザベスも頑張れよ」
「私だってミロクには負けないわよ」
「エリカまで、なんでそんなに俺に対抗意識があるんだ?」
「ミロクくんのあの決闘見ちゃったらね、こっちも負けられないよね」
「「「そうそう」」」
「そうなのか」
「じゃあ私からやる」
「まずはアイシアか何が出るかな」
そして魔法陣が光り出し中から何かが出てきた
「ん?鳥?」
「かわいいー!ねぇ私と契約してくれる?」
そう言うとアイシアと鳥の間に光の管が現れた
「じゃああなたの名前はカーマね」
名をつけると光の管が消えた
「カーマと契約できたのか?」
「うん」
「じゃあ次は私ね」
「頑張ってねサラちゃん」
「うん」
サラは魔法陣に魔力を注ぎ中から黒猫が出てきた
「私はサラ、私と契約してくれる?」
すると光の管が現れた
「あなたの名前はクロよ」
そして光の管が消えた
「次は私がやるわ」
そしてエリカは犬を呼びクリスと名付け、エリザベスは小さな精霊を呼び出しアクアと名付けた
「じゃあ次は俺がやるか」
「頑張ってねミーくん」
「凄いの出してねミロクくん」
「頑張ってくださいミロク様」
「期待してるわよミロク」
「ありがと、じゃあやるか」
そして魔法陣に魔力を注ぐと魔法陣がどんどんと巨大化していき4つの魔法陣が繋がったような形になった
「なんだこれ?」
「「「「何これ!」」」」
「これは複数召喚!なかなか起きないレアな現象じゃ」
そして光の中から2人の人間が出てきた
「私を呼んだのはあなた?」
そう言うのはとても綺麗な銀髪の天使
「あなたのような子供が私を呼んだの?」
そう言うのは妖艶な雰囲気を醸し出している悪魔
「そうだぞ、それで契約してくれるのか?」
「私はいい、呼び出せる時点でかなりの実力者、それと私は名前があるからそれで契約して、名前は神級堕天使シエラ」
「私もいいわよ、君可愛いし、私は神級悪魔の、イリアよ」
「よろしく俺の名前はミロクだ」
「「っ!」」
「まさか邪sh、ん!」
俺は急いでシエラの口を押さえた。
「それは内緒だから」
「わかりました」
「まさか私があなたのような人と契約できるなんて光栄だわ」
「じゃあこれからよろしくな2人とも」
「よろしくお願いします」
「よろしくねー」
「よかったねミロクくん可愛い召喚獣が出てきて」
「ひっ!ご、ごめん」
「ふふ、別に気にしてないよ」
サラと2人で話している時他の3人は
「まさかこの世界に4体しかいない神級召喚獣のうち2体を呼び出すなんて」
「凄いなーミロク様」
「凄すぎだよミロク」
「神級だと!なんて事だこれは王に知らせねば」
そう先生が言っていたのに俺は気づいていなかった。
帰ろうとしているとアイシアを迎えに来ていた従者に俺も付いて来いと言われ今俺とサラは王城にいる。
「なんで呼ばれたんだろう」
「なんでだろうね」
そんな事を話していると国王が入ってきた。
「よく来てくれたミロクくん、さて今日呼んだ理
由だが、今日学校の授業で召喚魔法をしただろ」
「はい、しました」
「そこで何を召喚した」
「天使と悪魔です」
「ただの天使と悪魔じゃないだろ、神級堕天使と
神級悪魔だろ」
「そうですが、それがどうかしたんですか?」
「お主神級の意味がわかっているのか?」
「いえ、知りません」
「神級召喚獣はこの世界に堕天使と悪魔、竜神に精霊神しか居ない神にも並ぶ存在だ」
「そうなんですか」
「それを呼び出せたお主は何者だ?普通勇者でも呼び出せんぞ」
「ただのカザドール家の次男ですよ」
「そうか、言えないならいい話は終わりだ帰っていいぞ」
「すみません、失礼します」
「大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよサラ」
(なぁセリナ、俺はどうするべきなんだ?俺はなんで邪神なんだろう)
この日に出来た国王との溝は決して深くなかった




