プロローグ3
「どこだここ。」
俺はどことも知れない真っ白な場所で目を覚ました。
「起きましたか?
何があったか覚えていますか?」
どこからか分からないが声が聞こえてきた。
「俺は死んだのか…。っ!
恵は!?恵は無事なのか?」
「えぇ、貴方のお陰で彼女は無事です。
貴方は彼女と引き換えに犠牲になってしまった、
なので貴方は輪廻の輪に戻れないのです。そこで貴方を私の世界で転生させようと思っています。」
「はぁ、それでどんな世界何ですか。」
「分かりました、お教えします。」
そこで初めて彼女は姿を現した。俺はそこで夢で見た美女を見たのだ。
「セリナ?なぁ!俺とどこかであった事があるか?
俺は君を夢で見た事があるんだ、名前だけでも教えてくれ!?」
「私を見た事がある?それに何故わたしの名を?そんなことあるわけが、あるわけが…まさか邪神、貴方なの?」
彼女は涙を流しながら聞いてきた。
「いや、俺は邪神というものを聞いたことはない。けど、俺は君と一緒にどこかで話している姿を夢に見たんだ。頼む何か教えてくれ!」
「分かったわ、まず私の名前は貴方の言うとおりセリナ。アガリスという世界の創造神、そして邪神の恋人だった。
今から何があったか教えるわ。」
そう言って彼女は色々な事を教えてくれた。