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奴隷を持った貴族の末路とうさ耳メイドと俺の誓い

会場に戻ると多くの人がこちらを向いて驚いた。

確かに貴族のそれも当主を気絶させ引きずっていたら驚くだろう。

「おい!ミロクお前何をしているのだ!」

「すいません、少し話をしたいのですが、

それとこの男を捕らえておいて下さい」

「なに?何故サラーム伯爵を捕らえねばならんのだ?」

確かに不思議に思うだろう。周りの貴族も聞き耳を立てていた。

「それはこの男がここにいる獣人のサラを帝国から奴隷として買ったと言うからです」

「なっ!それは本当か!」

「はい、ここにいるサラに聞いていただければ分かるかと」

周りの貴族も驚いていた。

当たり前だ。奴隷の所持は最悪一族郎党処刑されることもあるほどなのだ。

「分かった、サラーム伯爵を捕らえ牢に入れておけ、明日王に報告に行くミロク、そしてサラお前達も付いて来い」

「分かりました」

「わ、分かりました」

そこからの動きは早かった。

サラーム伯爵を牢に入れ、俺とサラへの事情聴取、そして手紙による王への報告全てが1、2時間で終わった。

「明日王城に行くから準備をしておきなさい」

俺とサラにそう言い父は部屋へと帰っていった。


次の日

朝早くから俺たちは馬車に揺られていた。

はぁはじめての王都がこんな形だなんてなー

もっと楽しみたかったなー

(それは仕方ないよミロクがやったことだから)

(そうだけど)

(それに後悔してないんでしょ)

(それはしてないなサラも助けられたし)

(そうね手を出される前だったから心の傷も軽いでしょうし間違ったことはしてないとおもうわよ)

(そうだね)

「どうしたんだミロク?」

「い、いえ、なんでもありません」

「そうかならいいが」


そんなこんなで1時間ほどした時に王都が見えてきた。


さらに30分後目の前に王城が迫っていた。

でかい、想像以上にでかい。

「大きいです」

サラも驚いているようだ。

「そうだな」

俺はそれに返事をしてまた王城を見た。

そして俺たちは王城に入っていった。


「こちらへどうぞ」

王城の執事に案内された部屋で待っていると扉が開き3人の男と1人の女性が入ってきた。

その4人は国王と宰相そして王妃と王子だった。

「朝早くに失礼いたします国王様」

「よい、要件は分かっている、やっとサラーム伯爵の不正の証拠が手に入ったのだ時間など気にせん」

ん、?やっと?

1人で疑問に思っていると王が俺に向けて答えを教えてくれた。

「昔から黒い噂の絶えぬ人間だったからなこちらでも調査をしていたがなかなか証拠が見つからなかったが今回ので完璧な証拠が手に入ったのでなワシは嬉しいのだよ。

これで疑問は晴れたか?」

「はい、ありがとうございます」

「よいよい、そなたのお陰で奴を捕まえられるのだからな。それでそこにいる獣人が奴隷と言われていたのだな?」

「はい。だな、サラ?」

「は、はい」

「ふはは、そんなに固くならんでもなにもせん」

「はっはい、すいません」

「よいよい、それでそこにいるミロクに褒美やろうと思うのだがなにが良い?」

「ではこのサラを家でメイドとして働かせてもよろしいでしょうか?」

「ふむ、サラとやらが良いというのであればワシは構わん」

「いいか、サラ?」

「う、うん」

「ふむ、ならこれで話し合いは終わりだもう帰っても良いぞ」

「では失礼します」


後日聞いた話だがサラーム伯爵家は皆捕まり処刑されたようだ。

サラを連れてきた理由はバレるのを恐れて側に置いておきたかったそうだ。なら何故俺にはペラペラと喋っていたかだがそれは単純に子供なら大丈夫だと思ったらしい。聞けば聞くほど馬鹿な話だ。

だが妻は奴隷の事を報告しようとした事がバレて監禁されていたことがわかりメイドや執事と共に無罪になったらしい。


それから1年後

「サラそこの服取ってくれ」

「はい!ミロク君」

サラは正式に俺の専属メイドとなった。

サラ曰く覚えることが多く大変だったが専属のメイドになれて嬉しいと言われたのでこちらまで笑顔になってしまった。

「おいでサラちゃん」

「はいお母様」

こんな風にもはや家族の一員になりつつあり笑うことが増えたので良かったと思う


俺はこんな笑顔を見るためにこの力を使って世界を守ろうと改めて誓った。

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