ヴァルハラに到着
今俺たちの目の前にあるのは高くそびえ立つ壁、そして沢山の人。
そう、俺たちはギルド連盟都市『ヴァルハラ』に到着したのだ。
「ここがヴァルハラか」
「凄い、一つの国みたい」
イヴも俺と同じ感想を抱いたようだ。
「ここは国に認定されていないだけで人口や発展具合は国と並んでいるからな」
魔帝が教えてくれた。
「そうなんですか」
「ああ、それと7カ国国際会議は2日後にあるからそれまでは自由にしていて良いぞ」
「分かりました。じゃあイヴ、俺と一緒に観光しよう」
「分かりました。デート楽しみにしてます」
「ここが今日泊まる宿だ」
魔帝が紹介してきた宿は俺たちが見たことも無いような高級宿だった。
「す、すご!」
「そうですか?」
「そういえばイヴも王族だったな。なんか一緒に居るのが当たり前で忘れてた」
「部屋は取っておいた。ミロク、君の部屋は我々の隣の部屋だ。魔帝と一緒の部屋だと何かと周りがうるさくてな」
「分かりました」
「そうだ、部屋の中には二つ寝室があるからイヴも一緒の部屋だ」
「え?」
「分かりました」
「いいんですか?」
「今更だろ」
「それもそうですけど…」
「だが一緒の寝室で寝るのは許さん」
「わ、分かりました」
顔が怖すぎる。
イヴと一緒に部屋に入るとやはり中も凄かった。
(何ここ、日本でも見たことが無いような高級感なんだけど)
「では私はこっちの寝室を使います」
「ああ、分かった」
なんだか改めて2人きりになると緊張する。
「俺も部屋に荷物を置いてくるか」
(荷物はアイテムボックスに入って居るが必需品は出していた方が使いやすいからな)
こんな事を考えている内に時間は過ぎていた。
この宿の飯は美味しかった。
夜にはみんなと念話の応用のテレビ電話のような魔法を使い話した。
デートが羨ましいと言われてイヴがドヤ顔をしていたのが一番印象に残っている。




