不思議なふみさんと転校生
俺が50歳になった時にふと思いだした
高校の時の不思議な出来事を語りたいとおもう
俺こと上田夜久は学校からの帰り道ある店の前に立っていた「こんな店あったか?」と疑問に思った。
新しくできたんだ
そう解釈し俺は家に帰ろうとした。
すると後ろから、「店に何かようかい?」と60だいの
おばあさんに話しかけられた「いえこの店が気になっていただけですよ」おばあさんは、「どうぞ中に入ってください」そういいながら店のドアを開けると中からとてもいいにおいがしてきた。「ここはパン屋よ」
と優しくゆってくれた店は入るとパンが棚におかれておりカウンターの奥はドアのついた部屋とパンの作る工房があった 。
ここで俺は疑問に思った「(おばあさん以外誰もいないのか?)」そしたら声に出てたらしく
おばあさんは悲しそうにいった「夫が10年前に亡くなってから1人でしてるのよ」
おばあさんは涙目になりながら俺を見つめた
聞いてはいけないことを聞いたと思い俺は
「ごめんなさいおばあさん」といった
そしたら、おばあさんは
「おばあさんじゃなくてふみよ」
といった
「ごめんなさい、ふみさん」と、いった
するとふみさんはおもちゃをかってもらった子供のような顔をして俺の顔をみた
「こんな若い子に名前をよんでもらってうれしいわ」
ふみさんは喜んだ俺は泣かれなくて安心した
すると一気に疲れて来たので帰ることにした
「すみませんもう帰りますね」
と言うとふみさんは「またねとやさしく言った」
俺は、家に着くと自分の部屋に行きベッドに寝転がるなり糸が切れたかのように深い眠りについた
次の日、学校にいくと教室がざわついていた
俺が「どうしたんだ?」と言うと友達の岩田雷斗が答えてくれた
「今日このクラスに転校生が来るらしいぜ」
ときかされ(初耳だぞ)と思っていたら黒板の前で何かもめていた
「転校生はかわいい女の子だ」
「いや違うかっこいい男の子よ」
とクラスの男子と女子が言い争っていた
その言い争いが終わる前に朝のチャイムがなった
クラスのドアが開き先生が入ってきた
「今日はみんなに知らせたいことがある」と言うと
「転校生だろ」
「早くみせて」
などの声があげられ先生は
「何だお前ら知ってたのか、なら話は早いおい入っていいぞ」
そう言うと廊下から1人の生徒が歩いてきた
とても綺麗な黒髪のロングの女の子だった
「ほら自己紹介は?」
と先生が言うと女の子は
「どうも今日転校してき木下紗奈ですよろひくお願いします」
と噛んでしまったので恥ずかしいのか顔を赤くしながらクラスのみんなをみたそしたらクラス中から
「紗奈ちゃんかわいいー」と言われていた
その木下はとても照れていた自己紹介が終わると
先生が「木下お前の席は上田の横だ」と言われた
冗談じゃないと俺の席は隣が誰もいなくて
気楽だったのに狭くなるじゃないかと思った
そう思ってるうちに隣に木下が来た
「上田君よろしくね」と木下はやさしく言った
そう言われると嫌な顔がしずらくなり俺はうつ伏せになった
次の休憩時間木下の席にたくさんのクラスメイトがいた
「どこからきたの?」
「何かクラブはいる?」
「どこに住んでるの?」
などたくさん一気に言われ
真ん中にいる木下は大変そうだった
まぁ俺には関係のない事だ、そう思っていた
授業がおわり帰り道俺は昨日と同じ道を通っていた
またふみさんに会いに行こうとしたんだ
そして昨日のパン屋の前にいくと俺は目を疑った
なんとパン屋が無くなっていたのだ
パン屋ではなく普通の家が建っていたのだ
道を間違えたのか?と考えをめぐらせているうちに
家の人が帰ってきたなんとその人は
転校生の木下だった
「どうしたの?上田君」と木下が言うと
俺は「ここにパン屋が無かったかと聞いた」
木下はなんの事か分からないようで
「知らないよと」いった
昨日俺は夢でも見たのかと思った
そして帰ろうと思った時木下が
「せっかくならあがってく?」
といった俺はもしかしたら何かのドッキリで
中にふみさんがいるかも知れないと思いつつ
家にあがらせてもらうことにした
家にあがるとリビングのソファーに座った
木下が「ら上田君下の名前はなんてゆうの?」
と聞いてきたので「夜久だよ」といった
「かっこいい名前だね」と言われた
そんな事を言われたのは初めてだったので少し嬉しくなった
そしたら木下が「これから夜久君ってよんでいい?」
と言われた別に断る必要も無かったのでいいよと答えた
木下は「私の事も紗奈ってよんでもらっていいかな?」
と言われた俺は「いやそれは、、」と言うと
木下は泣きそうな顔をした
そして俺が「わかったよ紗奈って呼ぶよ」と言うと
おもちゃをかってもらった子供のような顔をした
やっぱり何かふみさんに似てるなと思っていた時に
紗奈のお母さんが帰ってきた
「ただいま」
紗奈は「おかえりお母さん」といい
「ん?友達?」
と、俺の方を見て紗奈のお母さんは言った
紗奈は「うん隣の席の上田夜久君だよ」と紹介してくれた俺は頭を下げた
紗奈のお母さんは
「紗奈あんたもう彼氏作ってきたの?」
と言われ俺と紗奈は
「いやいや違うよ 違いますよ 」と二人同時に言った
紗奈のお母さんはニヤニヤしながら別の部屋にいった
またリビングで二人きりになった二人ともあんなことを言われた後だったので目を合わせずらくなり
頬を赤らめた
すると紗奈が「ごめんね」と言われた
俺は「いいよいいよ」と、言った
紗奈は「本当に私なんかと付き合ってるとか思われたくないよね」とゆっていたが
俺は別に嫌な気にはならなかった
そして結構時間が立ってそろそろ帰る時間になった
紗奈の家をでて家に着くとすっかりふみさんのパン屋の、事を忘れてしまっていたそれはとてもいけない事だと思いながらまたしても糸が切れたかのように深い眠りについたのであった
to be continued