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異世界転移
それは地球上のとある場所でおこる
周波数を合わせる事によって入り口が発見出来る
青年は赤子二人を抱えたまま異世界へやって来ていたのだ
おぎゃーおぎゃーと泣く赤子を抱えたまま歩く事、数分木々に囲まれた場所から古小屋が建ち並ぶ集落が見えて来た
「おー!透!何して……ん?」
後ろから声を掛けられ青年は振り返りお久しぶりですと平然に返す
「おー久し振りじゃな。赤子二人抱えとるが拐って来たのか?」
「はははっ(笑)そんなはずないじゃないですか。拾ったんですよ。早とちりの爺め(笑)」
「誰が爺じゃ(笑)まだ100歳じゃ後50年は軽く生きれるんじゃぞ」
「ここでは皆長生きしますもんねー(笑)」
「お前らが住んでる次元が環境悪すぎなだけじゃ」
「俺らの次元では特に誰も疑問なく生きてますけどね(笑)」
「洗脳は怖いのぉ(笑)」
「所でカー爺ちゃん」
「なんじゃ」
「アル婆さんはどこおる?」
「アル婆にその子ら預けるのか?」
「俺は育てられへんから。」
透とカー爺が話している所にお婆さんが歩いて来て二人に声をかける
「その子どうしたんじゃ。わしに育てろってか?透はわしをなんやと思ってるんじゃ?」
透は二人を拾ってここに連れて来た経緯を話した。
「二人を育てて欲しい。俺がここで育ったみたいにこいつらにも俺が出来る事はなるべくする。」
「透はどうするんじゃ?」
「俺は仕事があるから週に2日以上ここに顔を出そうと考えてる。有給休暇も使ってもなるべくここに来るようにするからこいつらをお願いします」
透は一生懸命アル婆さんにお願いした