次の日の幽霊
ホモ
次の日俺は幽霊のビンタによって起こされた。
やっぱ実体化してる時は物体に触れるのか。
ヒトダマとかもできそうだな……。
「やっと起きたんですか?」
幽霊は寝ないでいいので、俺が寝ると暇だとか何とか色々言っている。
「お前が実体化して、ぺちぺちぺちぺち人叩いてればそりゃ起きるだろ。」
俺が起きた事に対し嬉しそうに飛び跳ねる幽霊
「まぁいいか。自己紹介でもしあうか?俺の名前は横島霊だ、覚えろ。」
「すみません。私の名前は覚えてますよね!?ね!?」
「昨日越してきたばっかなのに知るか」
ぶーぶーふてくされながら、幽霊は自己紹介をはじめる。
「全く仕方ないですね!私の名前は、未生幽です。覚えて下さいね!」
名前幽霊っぽいけど、幽霊って感じしないんだよな……。
「OK。お前の事はしょうゆと呼ぶ」
「ちょ、ま!ひどくないですか!?」
「決まった事だから……。ごめん……。」
「何すまなそうにして、この暴虐の限りを尽くした言葉を通そうとしてんですか!」
「いや、本当ごめん……。」
仕方ないですね。と、しょうゆは言う。
「まぁ別にそこまで嫌でもないんでいいですよ。邪悪さん」
「は?」
そこでしょうゆは説明を始める。
「いや、だって横島って邪悪の邪にも変換できるじゃないですか」
クソ。こんな馬鹿みたいなしょうゆに馬鹿にされるとは。
馬鹿もいいとこだぜ。俺のバカん。
「まぁ俺もお前の事しょうゆって呼ぶしもう良いよ……。」
そうこうしょうゆとしてるうちに、インターフォンが鳴る。
ニートの俺に訪問者?誰だ?