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2012年5月8日(火)
家が荒らされていた。
夕方頃部屋に帰ってくると、また時計の位置が変わっていた。
あの日以来、時計に限らず部屋にあるものの位置はかなり意識して生活していた。
時計の場所も置き場所を決めて、動かさないようにしている。
その時計の位置が、動いていた。
時計だけではない。
床に積んである本がずれている。
パソコンを起動した跡がある。
パスワードをかけているから中までは入られてないはずだが、さすがにぞっとした。
また、引き出しが少しだけ出ている。
自分が引き出しをこんな状態にしておくはずがない。
犯人はあの男だ、間違いない。
あいつは部屋の中に侵入してきたのだ。
確信はある。
しかし、証拠がない。
警察に行っても、まともに取り合ってはもらえないだろう。
場所が変わっただけで盗まれたものもない。
気のせいだと笑われ、時間の無駄だと嫌な顔をされるだけだろう。
この問題は、自分で何とかしなければならない。
まずは証拠だ。




