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違和感  作者: 京介
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2012年4月29日(日)

 夜、ネットサーフィンをしていると、背後に強い視線と気配を感じた。

 振り返ると気配が消えた。

 当然だが誰もいない。

 しかしまたパソコンに向かうと、再び刺すような視線を感じる。

 憎悪に満ちた視線だった。

 振り返る。

 でもやっぱり後ろには誰もいない。

 この部屋には今、自分しかいない。

 自分しかいないはずだ。

 じゃあこの視線の正体はなんだろう。

 証明とパソコンを消し部屋を暗くする。

 聞こえてくる音は自分の呼吸音だけ。

 結局視線の正体は分からなかった。


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