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ブラインド  作者: イガコ
15/16

先輩の卒業!…

時間は一瞬で過ぎていく。

いくら願っても、止まってはくれない。

もうすぐ出先輩になるのか… 私はため息をついた。

そこまですごいことではない。

だが、悲しいのだ。

岸田先輩は卒業していくのだ。

星田先輩も。

「先輩~…」私はしょんぼりしたまま先輩のところに行った。

先輩はいつものように生き生きとしていた。一緒じゃなくなるのが、そこまで気にならないことなのだろうか。

「ん?どうしたんだ?」先輩はきょとんとして私を見てきた。

私は涙目で先輩に飛び込んだ。

先輩は驚いていた。そりゃあ、驚くだろう。

私の勘違いに。

「離れるの、いや~」

だが、先輩はきょとんとしたままこっちを見てきた。

「離れるって…何の話だ?」私もきょとんとし返した。

「だって…卒業が…」どういう意味なのかが分かったらしく、先輩は吹き出してから、笑い始めた。

先輩は笑いきれなかったのか、それから少しの間は笑っていた。

笑いを止めたのはただ単に、息が切れたからだ。

「いや、僕はまだ高2だよ、なんで入学…じゃなくて卒業するの?」私は目を点にした。

私はどういうことか気づき、顔を赤くした。そういえば何年生なのかを知らなかったのだ。

それは普通、おかしなことだが、私は知らなかった。それは事実だった。

私はあまりにも焦りすぎて、その場から逃げていった。

私は自分の教室に入ると、ササッと自分の席に座った。

「…」私は自分の席で頭を掻くした。

顔が熱かったからだ。

少しすると、冷たいものがほっぺたに冷たいものが当たった。

びっくりして飛びのこうとしたときに、頭を打った。

ゴン! 誰だったのかはすぐにわかった。

私は頭を抱えていた。「だ、大丈夫?」そこにいたのは岸田先輩だ。

先輩は申し訳なさそうに私の頭をさすった。

その手をのけることができなかった。

なぜかというと、先輩の手が冷たかったからだ。

それに私が気づいたのを見て、先輩はにやりと笑った。

「ついさっき、冷やしてきた」どうやら冷たい水に浸して、氷のような温度にしたらしい。

「こうなるのは予想外だったけど…」先輩は苦笑いをしてから私を見てきた。

だが、何かを放すこともなかった。ずっと静かなままだったからだ。

「???」私は先輩の顔を見て。首をかしげた。

先輩は私が見ているのを見て、咳払いすると、何かを言った。

「とりあえず、僕は卒業しない。星田は別だけどね、今度は僕が部長になってやる!乗っ取るぜ!」

彼がワーワーと告げていた時、私は顔を真っ青にして先輩を見ていた。正確には、先輩の後ろを見ていたのだ。

「ん?どうしたんだ?」先輩は私を眺めてきた。

「誰の何を乗っ取るだって?」先輩の後ろには星田先輩がいたのだ。

「へ?」先輩は後ろを見ると、顔を真っ青にして逃げようとした。

だが、どうやらそれはできなかったらしく、教室から引きずり出されていった。

「ああぁ…」私は見送るしかなかった。

星田先輩は私を見て、にっこりして手を振ってきた。

私は小さく手を振り、見送ったのだった。

その後、向こうのほうから大きな声が聞こえてきた。

多分、星田先輩が岸田先輩にワイワイ言っていることだろう。

1年生はなんだ?というように見ていたが、2年生と3年生は見向きもしなかった。

理由は、もう慣れている、かららしい。

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