第16話 美人ママとホテルのバーでご一緒した後、美少女JKの部屋に侵入してしまう。
場所は移って八王子駅近くのホテルのバー。
「さとおぉ~、もっと飲めって~」
「はいはい、いただきます」
俺が飲んでいるのはペリエだ。
もちろん酒じゃない。
一応断っておくが俺は一滴も飲んでないぞ?
ぐびぐびとペリエを流し込みながら、ちらっと横の結衣さんを覗き見る。
胸元がだいたんに開いた真っ赤なドレスを着ている。
おっぱいも大きいから谷間がえぐいことになってるなぁ。
肌はほんのりと赤く染まってるし、ふつーにエロい。
これで未亡人なんだよね。
その要素がかけ算されて、エロさのインフレがすさまじことになってる。
だが悲しいかな、俺の心は凪の状態だ。
俺がイキり男子ならワンチャン狙ってホテルへ連れ込んでたところだろうが、何度も言ってるが俺はルックスには興味はない。
とにかく声だ。
結衣さんはたまに発するハスキーな声がゾクゾクってするけど、残念だけど俺好みじゃないんだよなぁ。
るしらちゃんみたいな甘くて優しく包み込むような声が基準だったりする。
その点、風邪になった姫谷の声は一級品だ。
なんとしても、あの声といちゃいちゃ会話したい。
そのためにはこの母親が邪魔なわけで。
「……さとーぉー……もっとぉ、飲めぇって……」
「はーいはい、ぐびぐび飲んでますよ」
「でもさぁー、さとーぉが、ひまりーじゃなくて、うち狙ってたなんて……ふひひ♪」
どんだけ溜め込んでんだよこの人。
美人もてあましすぎだろ。
「でもぉ~、うちはぁ、それでもおっけーっていうか? ふへへ……ひまりー、怒りそーだけどぉ~」
だいぶ酒が回ってきたな。
そろそろいっか。
「あー結衣さん、すみません。ちょっとトイレ行ってきていいですか?」
「いいーにぃ決まってんじゃーん? ヤる前はちゃんとぉ~、出しておきたいもんねぇ~ぐへへ……」
「?」
もう酔いすぎてて自分がなに言ってるか分かってないんだろうなぁ。
お酒ってこんな怖いんだ。
大人になったらほどほどに飲むとしよう。
さ、ひとまずここから退散しないと。
俺は席を離れると、ちびちびとテキーラに口をつける結衣さんにバレないようにクレカで店の人に決済してもらう。
よし行こう!
いざ天使の住処へ!
☆★☆
タクシーを使って10分もかからないうちに姫谷家へ到着した。
勝手に門を開けて敷地へ入ると花壇の鉢を確認する。
あった。
結衣さんがここに合鍵を作って置いているのは知っている。
なに食わぬ顔で家の中へ入る。
ふつーに不法侵入だけど。
「おじゃましまーす」
一応挨拶しておく。
うん、リビングは真っ暗だ。
姫谷は自分の部屋で休んでいるんだろう。
そーっと忍び足で階段を登っていく。
まるで盗みに入ってるみたいだが、そうじゃない。
俺は姫谷の声が聞きたいだけなんだ。
そのためにここまで危ない橋を渡ってきたわけで。
「おっ」
ドアの隙間から橙色の明りが漏れている。
カチャッ。
ドアを静かに開けると、姫谷の荒い息遣いが聞こえてくる。
放課後に寄ったときよりもだいぶ苦しそうだ。
「……んぁっ、ぃんぅ……ひゃぁん……あふぁっ、ぁっ……ぃやはぁんっ」
おいおいマジかよ……!?
声だけ聞いたらすげぇエロいことになってるんですけどっ!?
「……はぁっ、んぁっ……んんっ……いゃぁ……」
辛そうにベッドの上で寝返りを打つ姫谷。
パジャマなんかはズレまくってて、おっぱいの谷間が大胆に覗けてしまっている。
肌には薄っすらとした汗が滲んでいてめちゃくちゃエロい。
「ひ、姫谷っ……だいじょうぶか……?」
冷静に振舞ってるけど、どこまで理性を保てるか正直怪しい。
さっきからとろとろにふやけた姫谷の甘い嬌声が引っかかって頭が真っ白になってる。
「っ……ぁんっ、ひやぁ……っ、んんっ……はぁっ、ンァ……」
もうなにこれ最高なんですけどっ!?
ずっとそのままの声でいてくれえぇぇっ!!
豊満な体を悩ましげにくねらせているその仕草は妙に色っぽくて。
甘い声が相乗効果となって俺の股間をぞくぞくと刺激していく。
ああっ……マズいマズいぞ。
この状況はっ!
「ひゃんっ……ぁ、ぁんっ、ひゃっ……んくっぁ……っふぁ……」
どんだけ身もだえしてるんだよ!?
さっきからおっぱいがこぼれ落ちそうでふつーに怖いんだよ!
妙な性癖のドアが開いてしまいそうだぁ……。
「……ぁっ……ふァ……ンんんぁっ……」
やっぱりまだ熱があるんだろう。
辛そうにはぁはぁと熱い息を吐き出してる姿にちょっと罪悪感が込み上げてくる。
俺が姫谷をこんな状態にさせてしまったんだよなぁ。
が、それがまたいい!
人間としてクズだと世界中の人から責められても俺はこの声を守るぞぉ!




