第14話 後輩の美少女JKとのイチャラブ展開を美人ママにジャマされたんだが。
ガチャッ。
おぅおぅ!
今回も素直にベッドで寝てるじゃないか!
もこもこパジャマもあいかわらずかわいいぞ。
つか、かわいさのインフレ起こしてね?
まっじきゅんきゅんなんですけどぉぉっ!?
「こほぉ……あふ、いっんっ……ご、ごみぇん、なしゃぃ……んぁっ……またぁ、こんぁ声れっ……こほっ、こほ、ンンッんんぁっ……」
「いいんだよ? ひめたんの声。俺、だいっすきだからさ!」
「……しょ、しょぉ、なんれしゅか……こほ、ごっほ……んあっうっ!?」
熱っぽい声が妙に色っぽいなぁ。
また喘いじゃってるし。
股間がぞくぞくと刺激されて最高かよ。
「……なんかぁ……はぁふ……んくぅ……しぇんぱぁひぃ……きゃら変わっれ、ましゅぅ……?」
「気のせいだよ。だって俺、前からひめたんのことちょー好きじゃんか? その声まっじでラブ。愛してるから♡」
「え゛……なんかぁ……しぇんぱぁぃ……ンッはぁ、んっ……こわひ、れしゅっ……」
「なに言ってるだよ! いつもと変わらないじゃんか! だから、もっとその舌足らずな脳がとろける声を、俺の耳元で囁いてくれぇぇぇえええぇぇ~~っ!!」
ぴこーん。
んだよ、いまいいとこなんだよっ!
誰だこんなときにLINE送ってきたのはっ!?
『まじ気持ち悪いんでふつうでお願いします』
姫谷からでした。
いや、たしかにこいつしか友だち登録してないクソぼっち陰キャだから当然なんですけどね!?
ぴこーん。
『ちょっといまコンディションまじむりなんで帰ってもらえませんか?』
「えーなんでだよぉ~ひめたーん」
せっかくこうして2人きりになれたっていうのにぃ……。
俺はもっとこの姫谷と会話してたい。
あわよくばイチャラブまで持ち込みたい。
つか、声聞きたいんだからLINEやめて。
ぴこーん。
『ママ呼びました』
「へ?」
ガチャン!!
「んー? どーしたん、ひまりー?」
結衣さんんんんっっ!?
「……んんぁ、ママぁ……こほぅ、ごほっ……おみぢゅ……ちょうだひっ……ああぅっ、んぁっ……」
「なに!? めっちゃ体調悪そうじゃん! すぐ持ってくるー!」
「あっ、俺の分もひとつお願いしまーす」
「佐藤はこっち来る!」
「っどぇっ!? なんでぇぇっ!?」
☆★☆
「いやー。うちも上がらせて悪かったんだけどさ。いまのひまりー、ちょー体調悪そうじゃん?」
「だからチャンスなんじゃないですかっ!!」
「佐藤、さっきからなに言ってるん?」
「い、いえっ……。だからちゃんと看病しなきゃいけないってことで……」
「でもさー。あんな辛そうなひまりー見るのうち初めてだからさ。今日はちょっと帰ってくんない?」
「そんなもったいないことできませんっ!!」
「もったいないとは?」
「あ、いや……。俺あいつと一緒にズコットケーキ食べたくて……いつもほら、俺食事はひとりですし……」
「そんな重いもの、いまのひまりーが食うと思う? この状況でそれ言ってる意味分かんないし」
なんで普段は真昼間からビールとかジョッキで飲んじゃうテキトーな大人なのに、今日はやけにしっかりしてるんだよ。
こっちはるしらちゃんのスパチャ諦めてなけなしの出費したんだ。
まだほとんど姫谷の声も聞けてないし。
対価に見合ってない!
「とにかくいま佐藤にいられると、ひまりーも落ちつけないじゃん? ごめんだけど帰って」
「どわっ!?」
強引に外へ出されてしまう。
くそぉっ、なんでだよ……。
せっかくあそこに俺が追い求めていたリアルエンジェルがいるってのにっ!
こんな絶世のスイートボイスに今後出会えるか分からないんだ。
せめてスマホに録音だけさせてくれ。
「……邪魔だ。あの人まじいらん」
俺はマンションまでの帰りの道をとぼとぼと歩きながら考える。
よし、ここは結衣さんに一旦消えてもらうしかあるまい。




