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第61話、鈴子「奪われる前に奪う。それが私」

長く更新が出来なくて本当に申し訳ありません!


ようやく続きが投稿出来ました!

読んでいただけると嬉しいです!


少し書き方が下手になったかもしれませんが、少しずつ治していきます!

続きも早めに投稿出来るように頑張ります!



『今回の話の序盤ですが、間違いとかではなく、この作品で合っています!

少し分からないと感じる部分があると思いますが、出来れば最後まで読んでほしいです!』


『正直、最初だけはかなり読みづらいと思います!出来る限り修正を考えるつもりです!』


どうか、これからもよろしくお願いします!

『俺を…捨てろ…』


『諦めるんじゃねぇ!』


血塗れの仲間に肩を貸し、怒声を放つ。

雨が止み、湿り気が空気に漂う屋上で、涙を流す戦闘員がいた。


『もうすぐヘリが来る!それまでっ』


その言葉に男は腕に力を込め、


『もう駄目だっ!』


血を吐きながら、瞳に僅かな生気を宿して仲間の腕を払った。


払った男の腕の傷口は紫色に変色しており、ドクドクと変質し始めている。


『浸食が早いっ、…俺も怪物にっ』


『俺はお前を見捨てない!お前は人間だ!』


『っ!…………諦めろよっ…諦めてくれよぉお!』


目を丸くした後、すぐにその言葉を振り払い、血を流しながら振り絞った声を張り上げた。


『なぁおい!現実を見ろ!俺の身体をよ!』


そう言って男は腹に巻かれた包帯を引きちぎる。

そこに見せたのは、粘液に塗れた人外色。それは人の細胞ではないナニかだった。


『ヘリに乗っても途中で怪物になってお前らを殺す!その現実に眼をらすな!』


咳込み、膝をつく。

力を乗せた声を放った口からは、赤い体液と共に、水銀色に染まった液を吐き出された。


『ウッッ!?ァァっ』


『お、おい!』


『ァァ近寄るなぁああ!』


近づいてきた男を右手で払う。

だが、払ったその腕は形を変えて、サソリの尻尾の様な姿へと変貌を遂げた。


『……ヘリ……見えてきたぜ……』


人の手の形を保った左手で、空の向こうを指す。


暗雲から見えたのは、光のベールの中を飛ぶ一台のヘリコプター。

太陽の光がスポットライトの様に地上を照らしていた。


やがてスポットライトの一つが地上に伸び、払われた男の姿を光で照らす。


逆に覆われなかった傷だらけの男は、笑いながらそれを見つめた。


『お前は…戦ってる時…よく叫んでたな…』


『黙れ…』


『あの言葉が…俺を…みんなを…引っ張ってたんだぜ…』


『黙れ…』


『なぁ…俺にも…その言葉を…』


『黙れって言ってんだよぉお!』


膝が崩れ、両手を地面に叩きつけた。

涙を流しながら、血に染まった男の笑顔を見る。


『なんで笑顔なんだよっ、殺せって言いながらなんで笑えるんだよぉお!』


『……お前がいるからだよ』


言葉を吐き出しながら、人間の左手を使って立ち上がる。

口端から水銀色の液の跡をつけ、変貌した右手を下げながら、涙を流す男を見下ろした。


『お前が叶えるんだ。俺の願いを、俺の最後の望みをっ』


懐から拳銃を取り出し、投げつける。


『頼むっ、俺をっ』


……伸ばした片手で銃を握りしめる。


涙の粒を地面に落としながら、ゆっくりと男は立ち上がる。


そして、その銃口を笑顔を被った額に向けた。


『そうだ…それでいい…』


暗雲から建ち並んだ眩い光の柱。

それを背景に、二人の隊員が屋上で見つめ合う。


『なぁ…俺と戦えて…どうだった…』


そして、笑顔の男は、涙を流す男に、望んでいた言葉を求める。








ああ……最高だった……









絶望が支配した世界で、彼はその言葉を放ちながら、戦場を駆け巡った。


戦う事が『最高』。

救う事が『最高』。


仲間と共に戦場を駆け巡る事が、彼の『最高』だった。


『全然…最高…なわけ…ないだろうっ』


膝には口元に笑みを残した戦友が眠る。


望んだ言葉を聞いた彼は、死んだ後にも笑顔を絶やさない。


言葉を残し、撃ってくれた仲間にその気持ちを残すために。


罪悪を抱かせないために。



『……あぁ…ぁあああああああああ!』



光の柱が何本も建ち並ぶ暗雲に叫び散らす。


喉が枯れるまで。


想いと記憶を声に乗せて、全てを天高くに轟かせる。



やがてヘリの音に叫びを打ち消され、涙の跡を残した男は、眠る戦友を抱いて歩き始めた。


…………最終章END




















「やっと終わった〜、今回はストーリーが長かったな」


校長からの訪問から翌日、広樹は久しぶりにパソコンゲームと向き合っていた。


画面のエンドロールには、製作に携わった者の名前が映り込み、その物語が終幕したのだと思い知らせる。


「今作のエイリアン・ハンターもこれで全クリだ」


『……』


「最後の配信クエストは、今まで以上のクオリティーだったな…」


『……』


「ん、鈴子?」


『……終わったっ』


小さな声がヘッドホンから聴こえた。

それに広樹は己の心情を浮かべる。


「俺もちょっと悲しいよ。これで終わるんだなーってさ」


『人気だったのに』


「最新作の方に力を入れるためだろ。今作を終わらせて、あっちに資金を回すんだろうな」


鈴子の悲しみが滲んだ声に、広樹は語る。


「次のエイリアン・ハンターに期待だな。予告でもスゴいクオリティだったぞ」


『……次のはすぐに始められない』


「確かに、先行予約が殺到だからな、抽選が外れたら配信が始まってもいつアカウントが作れるか…」


『それだと私が死ぬ』


「終わったクエストで縛りプレイでもしてみるか?」


『それじゃあ面白くない』


広樹の提案に鈴子は、暗い声を呟き、


『私の戦場もこれで終わり…』


「戦場……なぁ鈴子」


戦場という言葉から、広樹はある事を連想した。

声色を変えてそれを鈴子に問う。


「お前はイベントに出るのか?」


『イベント?』


「プロモーション。新入生の歓迎イベントの」



露払つゆはらい…』



「露払い?」


鈴子の言い放った単語に、疑問が口から漏れる。


イベントの別名かと聞こうと考えたが、その前に鈴子の声を出す。


『出てって頼まれたけど、私は出ないよ』


「頼まれたって、チームに誘われたのか?」


友達の影が薄い鈴子に、誘いに来る誰かがいた事に目を丸くする。

だが、


『……私に、友達、いると思う?』


「……なんかすまん」


黒い雰囲気をただよわす声に、沈黙の後に謝る。


「でも誘われたんだよな」


『学校側にだよ』


……納得。


引きこもりだからか、イベントの参加人数が不足しているからか、理由は色々と考えられるが、友達ではなく学校側に鈴子は誘われたのだと理解し、納得した。


『私じゃなくても、どうせあのがやるからいい』


「あの娘って?」


『露払いを代表してやってくれる人』


「なんか色々と単語が抜けてるぞ」


『んっ……言ってもいいのかな……ヒントなら……うん……』


鈴子は軽く咳込みながら、小さな声で呟く。


『広樹は何かで一番になりたいって思う?』


「何かでか?……まあ、好評価的な意味でなら、一番になりたいと思うな」


『じゃあ一番になるには、何が必要だと思う?』


「……実力じゃないか?」


一瞬考えたが、すぐに答えが出る。

鈴子はその答えを聞いて、嬉しい方の吐息をついた。


『そう実力。でもね、自分の実力を勘違いする人がいるの』


そう呟いて、鈴子は次の問いを口にする。


『実力者って認められるには、何をする事が一番手っ取り早いと思う?』


その問いに広樹は、


「実力者を倒すか」


『当たり』


即答した広樹に、鈴子は正解だと声に出す。


『アイツに勝てば俺が強い。そんな思考が新入生に多くあるんだよ』


「……ん?それと露払いにどう関わるんだ?」


『……ここまで』


溜め込んでから区切りの一言を伝え、


『たぶん答えは言っちゃ駄目だと思う』


「……暗黙あんもく的な何かか?」


『うん、暗黙』


鈴子の放つ声質が黒く染まった頃、続きは暗黙と切られる。


まだ戦闘学の常識を知らない事を理由に、広樹は暗黙と理解した。


『広樹は出ないの?』


イベントに出ないのかと、鈴子は聞いた。

それに広樹は隠している秘密を思い浮かべる。


「俺は…なぁ」


『転校生だから、興味とか』


「あぁ〜、俺さ、力使いたくないんだ」


『理由は』


「暗黙的な…って意味は違うけど、理由は聞かないで欲しい」


『……もしかして秘密がある?』


「まあ、秘密だな」


『……じゃあ私にも秘密がある』


どこかで対抗心を持った鈴子が、ヘッドホンの向こうで目端を尖らせる。


『驚く事実を私は持っている』


「ほほぉ〜、それはなんだ?」


『タダで言うと思う?等価交換とうかこうかんって言葉知ってる?』


得るためにはそれに似合う対価が必要だと、鈴子は広樹に伝えた。

だが、広樹もそれに負けず劣らない。


「言っておくが、俺が出す秘密とうかは大きいぞ。お釣りが戻ってくる価値だ」


『私もスゴイよ。言っておくけど、今まで広樹が私にしてきた態度が一瞬で変わるくらいの秘密を私は持っている…たぶん』


「……俺の秘密、もし鈴子が知ったとして」


『ん?』


突然の例え話に、鈴子は疑問の声を漏らす。


「それがもし戦闘学に知られたら……俺は戦闘学を辞める」


正確には『辞めさせられる』だが、広樹はあえて辞めると言った。

それに鈴子は尖らせていた目端を下げる。


「これな、本気と書いてマジだぞ」


その言葉に鈴子は声を詰まらせ、声が遠ざかった。


「知りたいか?」


『……やっぱいい』


「だな」


馬鹿な張り合いだったと、続いた話題を切って終わらせる。


エンドロールも終わりを見せ、アバター画面に移り変わった。


「じゃあ、俺もそろそろ落ちるぞ」


『ご飯?』


時計の針は十二時を指し、鈴子はその考えに至ったが、


「ご飯はついでだな」


『ついで?』


「夏服を買いに行こうかと思ってるんだ。少し前に一着だけ……」


その言葉に、スナイパーライフルを背負せおった少女アバターがクエストを受けた。


『まだ戦いは終わってない』


「アップデートしてから六時間だぞ」


今回の配信開始が早朝六時で、アップデートが完了してから止まらずにラストクエストを制覇。


当然、朝から今までをゲームに費やしていた。


「そろそろ…」


少女アバターが出入口で『早く来い!』と片手を振るう。


「勘弁してくれ」


そう言って、自分のアバターを土下座させる。


「パソコンも熱いんだよ」


『それは広樹のパソコンがゲームに適してないからだよ』


「そうだよ。で、それも落ちる理由に含まれるんだが」


『…………どんなのが欲しい』


「…ん?突然どうした?」


いきなりの会話転換に、一瞬反応が遅れた。


『私が買う。ゲーム用の最新機種。私の持ってる予備でもいいよ』


「ちょっと待て、落ち着け」


止めの声に、鈴子は言葉を止めた。


「同級生の女の子にパソコンを用意してもらうのは」


『大丈夫。私は気にしない』


「気にするのは俺なんだよブルジョワめ」


最新式の予備パソコンを持っていた鈴子に、お金持ちを影が薄く見えていた。


「気になってたんだけどさ、鈴子はどこで金を捻出ねんしゅつしてるんだ?片付けの時にも見たが、お前の部屋にパーツがいくつもあったぞ」


パソコン単体だけで数えれば十台くらいあったが、分解パーツも含めれば、小さなお店が開けるほどにあった。


「素人目でも分かるが、絶対に高いパーツだろ」


『高いか分からないけど』


鈴子は今までに買ってきたパーツを思い出す。


『ゲーマーとして最新式にこだわるのは当たり前。発売した物はすぐに購入しないと、取られた後で必ず後悔する』


変な正論を紡ぐ鈴子。


『海外サイトも含めてネットで見つけた端から買っていく。それが真のゲーマー』


「全国のゲーマーに謝れ。そして引きこもりを付けような。引きこもりゲーマー」


もう駄目だこの女、と鈴子への好印象値が低下。

過去に何があったのか問い詰めたくなるが、


「で、光熱費と生活費を差し引いても、そんなに買い物が出来るとは思えないんだが」


本来なら家賃も住んでいる本人が一部負担するのだが、広樹の場合は校長が内密に根回しをして無負担だった。


故に家賃を差し引いた額を想像したが、それでもが過ぎた買い物を鈴子はしていると、掃除した本人が予想していた。


「新しいのが出るたびに買ってちゃ絶対に尽きるだろ」


『私は戦闘学の学生。故に簡単な資金調達方法がある』


「引きこもりのお前に任務でお金をか」


絶対にない。家から一歩も出なさそうな少女が、自ら進んで任務に出て資金を稼ぐ姿を、想像する事は難しい。


いや出来ない。


出来るはずが、


『任務?もう一年前から受けてないよ』


…………は?


「おいおいおいおいちょっと待て」


聞き捨てならないと、早い口調をマイクの先に打つける。


「戦闘学の生徒は任務を受けないと駄目じゃなかったか?」


『ん、私は研究に参加してお金を貰ってる。私の場合は研究も任務として扱われる』


「研究?」


『特質な能力を持っていれば、研究を手伝うだけで大金ガポガポ入ってくる』


「羨ましすぎるだろ!ちょっと待て、危険な仕事も受けなくていいんだよな!」


『危険な仕事?何言ってるの?』


「やってるんだよ俺が!命の危険に関わる仕事を!」


『…………おかしいよそれ』


僅かな沈黙の後、鈴子は広樹に質問を飛ばす。


『どんな任務を受けたの?』


「国外での基地潜入だよ!死にかけたんだからな!」


『…………やっぱりおかしい』


鈴子は早口で言われた内容に疑問を浮かべた。


『転校生にそんな任務をやらせる?まだ未教育なのに』


広樹の言葉に思考を回す。

その結果、


『…………嘘じゃない?』


ジト目で広樹のアバターを見る鈴子は、疑いの声を向けた。


「嘘をつく理由がないんだが」


『会話のネタとして』


「会話を伸ばす理由が無いわ引きこもり。これから外出するって言うのに態々わざわざ引き延ばすか?」


『それは……うん、確かに』


「…………はぁ」


吐息をこぼして、画面上に表示されている鈴子からのクエスト参加申請を却下、記録セーブ画面を出す。


「もう終わった事だ」


その危険な任務も今や過去の話。次は退学になるとしても断る自信があると、動いていた思考を止めた。


「じゃあ落ちるぞ。腹も減ったし」


『まっ』


ログアウト。いつもの操作でゲームを閉じ、パソコンをシャットダウンさせる。


「さてと、行きま『ピピピ!ピピピ!』どうしたんだ?」


『仲間を捨てるなんて酷い』


「大丈夫だ、お前は一人でも生きていける。ランカーの称号に恥じない実力でエイリアンを殲滅してこい」


スマホを片手に、暗い声を発する鈴子に適当な言葉を並べて対応する。


だが、鈴子の不機嫌は止まらない。


『だったら私にも考えがある』


「ん?」


『広樹はまだ知らない。ゲームの楽しさを』


広樹の見えない場所で、鈴子はわった瞳をする。


『だから知ってもらう』


「何をだ?」


『最高の環境…だよ』


逃がさない。その言葉が鈴子の中にあった。


『広樹…住所…教えて』


「…………何をする気だ?」


『その住所に私がネット注文したパソ『ブツッ』』


最後まで聞かずに、広樹は通話を切断。


ついでに着信拒否も視野に入れる。


「もう駄目だ。部屋を掃除をしても、鈴子あいつの心までは掃除出来なかったんだ。人の心にゴミを放り込もうとしてきやがったし」


ゲーム依存症。鈴子の背後にその病気が見え隠れしていた。


「いろんな意味で勿体もったいな『ピピピ!ピピピ!ピピピ!』」


…………。


着信拒否をする前にスマホが音を鳴らす。

迷いながらも、その画面に指を押し当てて、


「パソコンを買うなんて考えは『私も行く』今なんて?」


『私も一緒に夏服を買いに行く』


は?と、頭に浮かぶ。

突然の意思転換に軽く思考が混乱した。


「どういう風の吹き回しだ?」


『別に、ただ私も買いたいだけ』


「……何を考えてる?ネットで注文してもいいだろ」


『それじゃ似合うか分からない。私は後悔をしない買い物をする主義』


「……」


何を考えているのか分からない。


確かに理由は通る。だが、突然の言い出しに強い疑問がある。


「……どうして俺となんだ?」


『行くなら誰かと行きたいから』


…………。


「分かった」


考えたが断る理由が思い浮かばない。

そして鈴子の周りには友達の影も無く、一人で行かせるのも抵抗があった。


理由はどうあれ、買いに行く目的も叶う。


広樹は日本に戻った後に天草先生から貰った案内パンフレットに手を伸ばす。


「あるショッピングモールに行こうと考えてるんだが、どうやって待ち合わせる?」


『行く場所を教えて。私も向かうから、着いたら連絡する』


「分かった」


場所を正確に伝えて、通話を切る。


「…………いきなりどうしたんだ?」





















逃したくない。


せっかく見つけた友達。


きっと理解してくれる。


「広樹…」


最後に年の近い人と話したの、いつだっけ…


広樹以外、いない…


先生達は学校に来いと言う。強く言う。


でも広樹はあんまり言わない。


ゲームにだって付き合ってくれる。


「なんで任務なんてやるの?」


音信不通だった理由が任務だと知って、すごく傷ついた。


そんな理由でゲームしてくれなかったの?


断ってよ。


広樹しか友達がいないんだから。


「買ってあげるから。私が全部用意してあげるから」


鈴子は端末を開いて、広樹がまだ知らない専用サイトからショッピングモール付近のお店を探索した。






ーー少女の中で、何かが変わり始めていた。






















「やっぱり二人っきりは…」


改めて鈴子の人間性を思い出す。

引きこもり。恥ずかしがり屋。コミュ障。緊張症。その他諸々。


そんな少女と二人っきりだ。

絶対、会話に詰まる。


いや、それを治してあげるのも優しさなんじゃないか?


会話が出来る友人でも増やせば、鈴子に良い影響を与えるんじゃないか?


「誰かいたかな」


鈴子は女の子だ。だから相手は女の子が良いだろう。


スマホを手に取り、連絡帳から、


『姫路詩織』

『白姫葉月』

『緑川榛名』


「誰を…」

読んでいただきありがとうございます!!

これからも頑張っていきます!

ぜひ!読みにきてください!

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