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第2話、斉木「戦闘力について語ろうじゃないか」

まだ操作方法がわからなかったり、変な文章になってたりするかもしれませんが、ちょっとずつなれていこうと思います。


5月31日に間違った部分を修正しました!


6月5日に少し読みやすくなるかなと、訂正しました。

(まだまだ書きなおすかもしれないです。)


6月22日に読みやすくなるように、ちょっと文を減らしたり、訂正しました!

(ごめんなさい!たぶんまた訂正するかもです!)

それと、超能力を能力に訂正しました(´;ω;`)

教室に入り、自分の席に座る。


「広樹」


「ん?」


クラスメイトの一人が近づきながら声をかけてきた。


「今日の朝に先生から聞いたんだけどよ、となりのクラスの山本が昨日転校したんだってさ」


「へー、なんかあったのか?」


「実はあいつ、『戦闘力』があったらしいんだよ」


ほー

そう思いながら、広樹は山本という人物の記憶を思い出す。


体育の授業で目立っていたのが山本だった。運動神経は良い方だが、運動系の部活メンバー達と変わらないほどだ。


そんな彼がどうして目立っていたのかというと、チーム戦になったとき、驚くほど彼のチームは勝っていた。


(でもそれって『戦闘力』に関係するのか?)


「なあ、山本の戦闘力って…」


『戦闘力』について詳しくない広樹は聞いてみる。

なにせ、自分には縁のない力だ。そこまで詳しくない。小学生の頃の健康診断時に検査が行われて、力がないと判断されればそれっきりだ。


「俺もわかってないけど、運向上とかじゃね」


……わからん?

運向上ってなに?


説明してくれるのは有難いが理解が追いつかない。広樹は『戦闘力』のことを本当に知らない。とりあえず漫画にあるような知識を混ぜて勝手に誤解していた。


「悪い、『戦闘力』ってなんだっけ?身体に宿す未知パワーみたいなやつか?」


クラスメイトはちょっと苦笑いしながら、説明してくれた。


『戦闘力』

特定の人間が発現する特別な力。

発現した人間は訓練次第で人間にある全ての機能を一定時間向上できる力『人体強化』を操れる。


また個人によっては、『人体強化』とともに能力(異常な現象)に近しい力を発現する者もいる。


「まあ、ある意味ではお前の『戦闘力』の定義もあってるぞ。てか、正解かもな」


そんな慰めはいらないぞ。広樹はそう思いながら山本のことを思い出す。


運動能力も勉強も普通よりはできるくらいで、オーバーな感じではない。てことは……


「能力のほうが発現したってことか?」


「らしいぞ。あくまで噂だけどな」


「でもあいつの運動神経は普通じゃなかったか?部活動メンバーと並べるくらいだったろ」


山本の運動神経は常人並だった。『戦闘力』があるなら運動神経を向上して強くなれるんじゃないか。その質問にクラスメイトはわかるぞと言い返す。


「あくまで『戦闘力』は学園に行って教育を受けないと操れないらしい。でも能力のほうだけは偶発的に出るみたいだ」


つまり山本は偶発的に能力を使っていて、それを何かで知った政府の人が連れて行ったってことだ。


広樹の中では新しく知る知識に興味が生まれ始めた。さらに思ったことを口にする。


「てか、『戦闘力』を持ってることでどうして転校になったんだ?」


「おう。興味が出てきたみたいだな。俺の知ってることじゃんじゃん教えてやるぞ。知ってることだけだけどな」


こいつ、コミュ力高くて親切だな。と思いながら広樹はさらに『戦闘力』について知ることになる。


『戦闘力』が発現した子供たちは国に保護され、力の使い方を学ぶ。


中学に上がる際、治療を受けることで『戦闘力』を失う代わりに一般の生活を送るか、『戦闘力』を持ったまま国に保護されるか選べるのだ。


保護を選んだ子供たちは国・組織が発行する仕事を行う使命が課せられる。


そしてココが大事。

保護を選んだ子供たちは公務員と同じ扱いとなり、さらには生活の保障が約束される。


うん、めっちゃうらやましいじゃん!そう思うのが広樹だ。


(仕事ってのが気になるけど、つまりは保護されていれば国の金で生活ができるってことだよね。力を持っているから保護させてくださいってやつでしょ)


「俺にもないかな。『戦闘力』……」


「あったら今ごろここにはいないだろ」


広樹の独り言に対して、答えを返してくれるクラスメイト。そこで思った。


「てか、お前の名前って斉藤だっけ」


「いや!斉木だよオイ!でもオシイ!」


今になって相手の名前を理解する広樹だった。

ちょっとずつ頑張っていきます!

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