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友人Aの反逆日記  作者: みくじ


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8-1

 現実の不条理さにうちひしがれた俺は水没村に戻った。


 別に他人の幸福が我慢ならなかったわけではない。

 そりゃ順風満帆のイケメンインテリには思うところはすこし、いやかなり、というかすごくあるのだが僻みなので仕方がない。


 精々人妻をボロ雑巾のようになるまで使うか、あるいは蜜を送って修羅場を作るのもいいかもしれない。

 それは良いとして。



 一先ず目的を果たしたので場所を変えることにする。


 使える綾香は同行しようとしたが欠損が治っていないことと事務仕事があるので病院にステイ。


 使えないのじゃ子は治療があるので当然居残り。

 一応ついていくみたいなことは言っていたが戦力外なので辞退して頂いた。



「私の真の実力を見せてやるのじゃ」



 とか言っていたが真の実力などたかが知れている。

 個人的にはそっちの実力より研究にイケメンインテリを引き込んでいたので面白い展開に期待している。


 協力関係になるにあたって病院に研究所を作るらしい。

 イケメンインテリはのじゃ子を普通の子どもだと思っているようだし技術的にもほれ込んでいるようなので本当に胸熱な展開を期待している。



 人妻は組織の立て直しに勤しむことになった。


 組織を腐らせていたのは老人と数名。

 害は当然処分した。

 と言っても殺したわけではない。能力と記憶を奪ってただ人となってもらっただけだ。


 組織の総勢は末端を含めると数百人になるそうなのだが殆どが惰性や強制で協力しているだけなので殆どが離れるとのこと。

 残るのは異能者数十人とその親族くらい。

 別に特別な事をお願いしたり戦力にするわけではないので十分だ。



 必要な時に必要とできる人と組織が準備できればいい。

 そういう組織を作ってもらう。


 つまり人妻は組織体系の構築の為綾香と勤しむことになる。


 年末年始だというのに夫婦の時間は作れないだろう。

 これは胸熱な展開が期待できるな。

 それは良いとして。



 周りに仕事を振ったので水没村に戻ったのは俺1人。

 幽霊少女のアップロードは1日くらいかかりそうなのでここにはいない。

 つまりぼっちだ。


一応追われる身なので単独行動はよくないだろうが目的があるので仕方がない。

というか俺の場合、周りは足手まといばかりなので1人の方が安全かもしれない。


留守中に人質をとられる可能性もあるだろうが、意味はない。


人妻やイケメンインテリは勿論、綾香やのじゃ子も所詮駒。

自分の命とは引き換えに出来ない。


勿論無駄に消費しようとも思わないが。



目的とは御話的なお約束の消化である。


小さいとはいえ協力者を得たことで何かしらのアクションが考えられる。

そしてそれはおそらく俺1人の時に起きるだろう。


何をするにも大勢は面倒。

記憶の書き換えや傀儡化は1人の方が楽。


勿論、アクションがない可能性もあるが不意討ちは面倒なのであえて場所を設けようということだ。



そんなわけで1人で水没村に戻るとナマズさんが出迎えてくれた。



「おお、本当に顔を出してくれるとは。吾は惚れてしまいそうだ」



ナマズさんがまさかの美少女に。

何てことはなく普通の5メートルの大ナマズだった。


大ナマズ。

相変わらずグロい。



改めて現実にうちひしがれているとナマズさんは大笑いする。



「それにしてもこんなに早く会いに来るとは。そんなに吾が恋しかったのか? 可愛いのう」



あーうん。ちょっと現実を放棄したい。


少し、真面目に現実を見直そうとしているとナマズさんはお構いなしに続ける。



「いやしかし、吾の魅力も捨てたものではないな。おかげで客人を待たせなくてすんだからな」



未だに立ち直れないでいるのにナマズさんはさっさと話を続ける。

そして、ナマズさんの言葉通り第三者が登場する。



目的通りなのだが、もうちょっと待って欲しい。



これが俺の現実リアルかぁ……

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