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6 待てば集まる待ち人達

 住めば都とはいうが、日本への郷愁の念は捨て去ることはまだ難しい。

 最初に泊まった空き家にそのまま住んでいるが、ここが自分の家だという実感はまだ持てないでいた。

 ふと横を見る。一度も使われたことのないベッド。そして、ハンゾウがいつも立ったまま寝ている場所を見ても誰もいない。

 彼は西の町にいって、俺の頼んだ仕事をしているはずだ。

 三日前に一度帰ってきてすぐに出ていったっきり戻ってきていない。

 あんなやつでもいないと寂しいもんだなと思い、俺は部屋を出た。隣の部屋ではミコトとハヅキちゃんがまだ寝ているだろうからと静かに扉を閉める。

 夜明け前とあって、外を出歩いている人は誰もいない。

――ん?

 ふと、村の向こうから淡い光が見えた。

 なんだろうと歩いていくと、その光は人の影をとっていた。

「ハヅキちゃんか」

 セーラーの美少女の幽霊がそこにいた。普段ポニーテールの彼女だが、今は髪を下しており、彼女の後ろの岩の上に、猫のぬいぐるみが置かれている。

「あ、スグルさん、おはようございます」

 ハヅキちゃんは俺に気付くと頭を下げて挨拶した。

「まだ、おはようって時間でもないけどね。ぬいぐるみの中に入ってなくて平気なの? そのままでいたら疲れるって言ってたけど」

「夜明け前だと比較的楽なんですよ。あと、竜戦闘スキルレベルがあがってから、外に出られる時間が長くなりました」

 とハヅキちゃんが言う。

 竜戦闘スキルのレベルがあがれば、MP上限が増える効果でもあるんだろうか?

 ハヅキちゃんが幽霊として姿を現すためのエネルギーがMPかどうかはわからないが。

 このあたりもいずれ検証していったほうがいいかな。

「どう? こっちの生活には慣れた?」

「えっと、慣れたというか、そもそも前はどんな生活をしていたのか覚えてないんで」

「そっか。気が付いたら幽霊だった状態だもんな」

「でも、皆さんとても優しくしていただいていて、とてもうれしいです」

 村人たちは全員ハヅキちゃんが幽霊だということは知っている。

 まぁ、山賊と間違えて村の男達を迎え撃った時、ハヅキちゃんは取り憑いたりしてたからな。

 でもまぁ、それと同じくらいハンゾウとミコトもチートな存在なのでみんなそういうものだと思ってくれている。

「本当に幸せですよ、私」

「そっか……成仏したりとかしないよね」

「成仏……ですか?」

 ハヅキちゃんは目を閉じ、腕を組んで「う~ん」とうなったあと、

「どうやったら成仏できるかもわかりませんし、スグルさんと結婚する前に成仏したら、未練が残って成仏できませんよ」

「そりゃ困ったな。結婚したら未練がなくなって成仏するんじゃ、結婚なんてできないじゃないか」

 俺がそういうと、ハヅキちゃんは「あ……」と気付き、もう一度「う~ん」と腕を組んでかんがえた後、ぽんっと手を打って、

「じゃあ、スグルさんの死に水を取るまでは成仏できないってことにしましょう!」

 そう提案してきた。死に水を取る幽霊って聞いたことないけどね。

「そりゃ長生きしないといけないな」

「はい、長生きしてくださいね。死んだらドラゴンステーキ食べられませんから」

 あぁ、まだ悔やんでるのか。どうにかして食べさせてあげたいよな、あの味は。

 そう思いながら、俺は岩に腰掛けて、楽しそうに宙を舞うハヅキちゃんを眺めた。

 その光景は、幽霊というよりかは精霊みたいだと思った。

 ただ、あまりにも自由に舞うので――

「あれ? どうしました?」

 顔を赤らめて月を見上げる俺に対してハヅキちゃんが尋ねた。

「い、いや、なんでもないよ」

 白いパンツが見えたなんて言えるわけがない。

 


 

 朝がきて、ハヅキちゃんは黒猫のぬいぐるみの中に戻る。

 そしてミコトといつもの三人

【酒場のマスター・ゴメス】

【斧使いのキコリ・バラン】

【飛竜から逃げた20歳の男・サイケ】

 とともに魔物狩りに出かけて、役場は俺一人になった。

 秘書を雇いたいところだが、いい人材がなかなか見つからないな。

 ハンゾウはいない。三日前に一度戻ってきたが、あっちも人材探しに苦労しているようだ。

 ルイー○の酒場でもあればすぐに見つかりそうなんだが、ハローワークすらない世界だもんな。

 昨日、ガルハラン商会に注文していたレンガが村に届いたので、そろそろ連れてきてほしいんだが。

 そう思ったときだった。

「失礼するよ、村長さんはいるかい?」

 そう言って入ってきたのは、背は120センチくらい、腰のあたりまで黒髪が伸びている褐色肌の、なのに胸は結構大きい女の子だった。

 ロリ巨乳だ……間違いない、ハンゾウの仕業だ。

「あぁ、村長は俺だ。あんたはハンゾウの紹介でここに?」

「へぇ、あんたが村長か。こりゃ気が付かなかったよ、思っていたより若いんだね。あたいはドワーフ族の鍛冶師、ビルキッタだよ。年は19。北の大陸、ドワーフの集落で3年修行して旅に出た」

 19歳という年齢に俺は素直に驚いた。ハンゾウの言うところの合法ロリって感じか。

 北の大陸にはドワーフとエルフが住んでいると聞いたことがある。

 もう千年も前から小競り合いが続いているとか。

 エルフは人間を嫌い結界を張って人間の侵入を防いでいるが、ドワーフの集落には結構多くの旅人が訪れ、金細工や武器、防具などを買っていくという。

 ドワーフは鍛冶と酒を好む種族だと聞いているから、鍛冶師としてこれほど最適な人材はいないだろう。

 ハンゾウ、いい仕事したな。

「で、ハンゾウは? 一緒じゃないのか?」

「あいつはあたいの荷物を空き家に運んでくれているよ。いいやつだよね」

 下心がみえみえだが。

 荷物をあさってパンツとか盗んでなければいいが。

「その前にビルキッタの実力を確かめたい」

「どうやって?」

「スキルレベルを知りたいんだが、大丈夫か?」

 俺が尋ねると、ビルキッタは二つ返事で了承した。

 役場の入り口に鍵を閉め、外出中の札をかける。この札はハヅキちゃんが作ってくれた。文字の横には猫の足型が書かれているが、スタンプではなく、間違えてインクを踏んでそのまま板の上に乗ってしまっただけらしい。

 訪れる商人も増え、村長の役割も増してきたため、この札が必要になった。

 村の広場では、塩抜きした竜の肉を天日干しにしているおばちゃんたちがいて、挨拶し、彼女を紹介。これから村の仲間になるかもしれないからよろしくと言っておいた。

 教会ではシスターが薬草の調合をしていた。村での薬は全てシスターが作っていて、俺も一度腹を壊したことがあるのだが、彼女の作ってくれた薬を飲んだら不思議なくらいすぐに治った。

「シスター、スキルの陣使わしてもらうぞ」

 シスターは快く了承し、俺はビルキッタを魔法陣の中に座らせる。

「スキルサーチ」


ビルキッタ【鍛冶14・槌10・細工12・採掘6】


 スキルは10で一人前、20で玄人と言われている。

 14の鍛冶レベルはビルキッタの歳では大したものなのだろう。流石に規格外のやつらを見てきたせいでそうは感じられないが。

 ちなみに俺のスキルは


スグル【村経営3・計算8・商売12・身体防御1】


 という感じだ。料理技能1と料理知識1というスキルが控えにあるが、それは装着するスペースがない。

 ちなみに、計算スキルがあがれば暗算能力だけでなく、魔法威力も上がるという。知力があがるからだろうか。

 商売スキルも同様らしいが、商売スキルはそれよりも、スキルに応じて役所――この村では俺がスキル証明書を発行することができ、都市によってはそのスキルの高さで開くことのできる店の種類があがるという。

 ようやくスキルスロットが埋まってレベル上げの楽しみもあるのだが、スキルを覚えるたびに、

 俺はあいつらといる世界が違うんじゃないか? ジャンル的な意味合いで。と思ってしまう。

 

 とにかく、ビルキッタの実力はわかった。

「よし、細かい契約に移りたい」

「ちょっと待って、もういいの?」

「あぁ、ビルキッタのスキルが確認できたからな。十分だ」

「はぁ……ハンゾウの言う通り変わった村だね。普通なら別種族の女性の若い鍛冶屋なんて嫌がるものなんだけど」

 ハンゾウはむしろ年老いた男の鍛冶屋を嫌がるだろうな。

 むしろ若い女性だからこそあいつはビルキッタをこの村に案内したんだろう。

「俺は性別補正とかあまり気にするタイプじゃないからな。むしろ、年齢だけ重ねて実力の伴わないやつよりはビルキッタのほうが数十倍いいと思うぞ」

「へぇ、気に入ったよ。実は、前の職場では女だからって理由で舐められてばかりだったからさ、本当に助かるよ」

 それは俺の予想通りだった。

 ハンゾウに頼んだのは実力があるのに今の仕事の待遇に不満のある鍛冶師を探してくること。

 この場合、多くの異世界では若い女性がそういう憂き目にあってるから、ハンゾウには「シンデレラの王子様のように彼女を救い出してやれ」と教えてやった。

 まぁ、この場合はあいつの役割は王子様よりは魔女のお婆さんだが。

「ところでさ、見てみたいものがあるんだけど、いいかな?」

「ん? あぁ、なんだ? 言ってみてくれ」

「ハンゾウに聞いたんだけど――」

 ビルキッタの要求は、俺の予想を裏切らないものだった。

 村の貯蔵庫に案内する。

 そこには塩漬けされた竜の肉がある他、彼女をこの村に招待した理由のものがある。

 竜の鱗、牙、爪、骨と、髭いった武器、防具の素材の数々だ。

「……これは凄いねぇ」

 彼女は竜の鱗一枚一枚を吟味するように見て、

「鍛冶工房は急いで作らせるが、細工のスキルも持っていたみたいだし、これらを使ってアクセサリーとか作れるか?」

「そうね、そこの木綿を使っていいのなら、竜のお守りを作ることができるよ」

「竜のお守り?」

「魔法耐性が上昇するアクセサリーさ。鱗によって売値が異なるよ」

「どのくらいで売れる?」

「ランニングドラゴンの鱗を使えば1個100ドルグ、飛竜の鱗なら1個500ドルグってところかね。まぁ、最後はあんたの腕次第だけどね」

 と快活に笑いながら教えてくれた。

 飛竜の鱗は数えるのもバカらしいくらいある。

「じゃあ、鍛冶工房ができるまではアクセサリー造りをしてほしい。工房はミコトの粘土人形を使って作るからすぐにできると思うんだが、要望があったら言ってくれよな」

「あぁ、バンバン言わせてもらうよ。で、粘土人形ってなんだい?」

 その説明は、実物を見てくれ。説明するのは難しい。

 木綿を一本と飛竜の鱗を適当な数だけもって、俺たちは貯蔵庫を後にした。

 そろそろ部屋の準備も整っただろう。

 彼女の住む予定の家は村の入り口のすぐ近くにある。隣に空きスペースがあるので、そこに工房を作らせる予定だ。

「ハンゾウ、いるか?」

 俺はその部屋を開けると、

「おぉ、姫! お帰りなさいませでござる」

 ハンゾウが片膝をついて出迎えた。

 って、姫ってなんだよ。いつの間に主君鞍替えしてるんだよ。

「へぇ、綺麗な部屋じゃない。気に入ったよ」

 ビルキッタはそんなハンゾウの様子を特に気にする様子もなく、置かれたベッドに腰掛けた。

 部屋には、ハンマーや金床、ふいごなどの鍛冶の道具の他、衣装ケースなども置かれている。

「勿体なきお言葉、痛み入るでござる」

「……なぁ、ハンゾウ、ちょっといいか?」

 俺はエロ忍者の肩に手を回して小声でささやく。

「なぁ、どうしたんだ?」

「拙者――」

 ハンゾウは目線を落とし、目を閉じて少し恥ずかしそうに

「惚れちゃった……でござる。初恋でござるよ」

「初恋って……お前は記憶喪失だから本当に初恋かどうかわからないけどな」

「ですが、こんな気持ちは初めてでござる。なんか、こう、胸の下の下が張り裂けそうな思いで――」

「いや、それ別のところが立ってるだけだから! その思いは恋とかじゃなくて欲だから! ただの欲望だから!」

 つまり、ハンゾウはビルキッタにべた惚れってわけか。

 微笑ましくもあるが、果たして、こいつの恋がうまくいくのか。

 失恋して自害しなければいいが。

「とりあえず、今日は休んでくれ。詳しい契約とかは明日で」

「ええ、感謝するわ。あ、でも竜のお守りは今日から作らせてもらうわね。じっとしてると腕がなまっちゃうのさ」

「助かるよ」

「村長、じゃあまた明日」

 ビルキッタが手を振って見送り、

「スグル殿、また明日でござる」

 ハンゾウが手を振って見送ろうとして、

「お前はこっちだ」

 俺はハンゾウの手を引いて外に出た。

「何をするでござるか、スグル殿」

 それはこっちのセリフだ。

 ハンゾウは少し怒っている様子だったが、俺は彼の肩を叩き、

「俺はお前の恋を応援してる」

「本当でござるか?」

「あぁ、本当だ」

 俺は即答した。

「だから、俺の話を聞け。彼女は今、仕事のために頑張ろうとしている。恋にかまけている暇はなさそうだ」

「ふむ、確かに拙者は仕事を頑張る姫に惚れたでござる」

 ハンゾウが言う。

 へぇ、そうなのか。やっぱり一生懸命頑張る女性は美しいとか思ったのかな。

 ハンゾウは空を仰ぎ見て、思い出すように告げた。

「鉄を打つ姿、したたる汗がたわわに実った二つの果実の間に入り込み、肌着をしめらせ身体のラインを浮き上がらせるその姿に」

 だから、それは一目ぼれしたんじゃなくて欲望がマックスになっただけだろうが。

「いいか? だから彼女は今必要としているのは仕事を助けてくれる人間だ」

「なるほど、よし、拙者がまずは姫の全身をくまなくマッサージをして――」

「じゃなくてだな、彼女は鍛冶師なのに鉱石やら材料がないんだ。鉱石に関しては、鉄とかは普通に採掘したら入手できるんだが――質のいい鉱石は魔物が落とす」

「つまり、拙者が鉱石を取ってきたら一発やれると――?」

「そこまでは言ってない!」

 惚れた女ができても本質は全然変わってないな、このエロ忍者。

「だが、感謝はされるだろうな。ここから南に十キロくらいの樹海のどこかに、鉱石を落とす魔物がいる迷宮があった、という情報があるんだが」

「行ってまいるっ!」

「待て、一応樹海周辺の地図だ。迷宮の場所がわかったら、地図にチェックしておいてもらっていいか?」

「どうしてそのようなことを?」

「最初はお前が鉱石をとればいいが、ゆくゆくは人を雇って鉱石を取りに行かないといけなくなるだろ?」

「いや、拙者一人で十分でござるが? むしろ、他の者に手柄を譲りたくないでござる」

「そうか……それならいいんだが、そうなったら鉱石を取るのに時間がかかって彼女と愛を語らう時間がなくなっちまうなぁ」

「拙者、しっかり迷宮までのわかりやすい地図を書いてくるでござる!」

 ハンゾウはそう言って一瞬で消え失せた。

 わかりやすいやつだな。

「本当にわかりやすい人ね」

 背後の扉が開き、ビルキッタが現れる。

「聞いてたのか?」

「村長さんがあたいとハンゾウの恋を応援するってところからさ」

 最初からじゃねぇか。

「ま、村長さんの言う通りあたいは恋とかよりも今は仕事に生きたいから」

 ハンゾウ乙。

 いつかはいい出会いがあるさ。

「でもまぁ、仕事のパートナーくらいなら歓迎さ」

 と、笑いながらビルキッタは言う。

 意外と脈があるんじゃないか?

「でも、大丈夫なのかい? 今から迷宮なんかに行かせて」

 迷宮とは魔物が湧きやすい場所のことをいう。

 迷宮には魔力鉱という鉱石を多く含む含まれている。

 魔物は殺されるとカードになる他、魔力の多くを空気中に飛散させる。放っておけば魔力があつまり、再び魔物に生まれ変わる。

 魔力鉱はその飛散した魔力を集めやすい性質を持ち、その分魔物が湧きやすいということだ。

 そういうわけで、迷宮の周りの地上では魔物が湧きにくいが、代わりに迷宮を放っておくと迷宮から魔物が抜け出してくる。

 周辺の治安維持強化のためにも迷宮を一度調べておく必要がある。

 ただ、ダンジョンの入り口の資料がないため、まずはハンゾウに行ってもらうことにしたというわけだ。

「ハンゾウなら大丈夫だよ。過去のデータから見ても安全マージンどころかレベルカンスト状態で初期フィールドの魔物と戦うようなもんだしな」

「へぇ、その例えはよくわからないけど、信頼してるんだね」

「信頼してるというよりかは心配したくないんだよな」

 心配するだけ損というものだ。

 ビルキッタは「お茶でも飲んでいくかい?」と誘ってくれたが、流石にそれはハンゾウに悪いと断りをいれた。

 契約書の作成もしなくてはいけない。

 コピー機がないので全部手書きだ。

 今度シヴィラ○ゼーションをする機会があれば、一気に印刷技術の獲得まで持っていきたいと思うよ。

 書類作成に時間を費やされてたら指導者の仕事が大変すぎる。

「本当に……秘書を雇わないといけないな」

 そう思ったときだ。

 一台の荷馬車が現れた。押しているのは牛の魔物のモーズだ。速度は遅いが力があることで行商人の間では重宝されている魔物だ。

 また商人か? 御者は若い女の子だった。

「失礼? 村長にお会いしたいのですが、役場はどちらかしら?」

 高そうな服を着た金髪縦ロールの少女を見たとき、俺は自分が村長であると告げることすらできず、役場の場所を案内した。

 なんだ? あの子、なんで……

 頭に狐耳なんて生えてるんだ?

 さすがはファンタジーだと思った。

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