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兄弟たちが家にやって来ました

「君が光輝くん?やぁ、初めまして。君の兄になる泉二。ちなみに君より1つ年上なんだ、よろしくね?こっちが弟の大翔。君と同じ年になるのかな。そしてこっちのちっこいのが勇海。中学一年生」

饒舌な王子様がいる。(イケメンは敵だ)というのがこの時の正直な光輝の感想。

親の再婚で美形な兄弟ができた…なんて少女漫画にありがちな展開だ。そしてその場合は可愛い女の子なんかがヒロインでそのヒロインと兄弟たちのラブコメみたいなね。なんでそんなの知ってるかって?それはまぁ…その質問には答える必要性が感じられないのでノーコメントとさせていただく。としよう。そんな甘々贅沢なラブコメなんて男の光輝にはなんの意味もない。まぁ、そんな現実逃避はここまでにして光輝は自分も軽く挨拶をすませた。

「それにしても.…」

イケメンがこちらをみている。うっかりグレたくなりそうだ。この差を責めてもいいものか神様。

「イケメンですね」

思ったことを口にしてしまい慌てて光輝は自分の口を抑えた。泉二は驚きもせずクスッと妖しい笑みを浮かべたと思うと

「よく言われる」

ナチュラル発言だ。ああ本格的にぐれてしまいそうだ。でもくじけないぞと胸に強く誓う。

「君は…随分と普通だね」

はい、グレよう。胸に立てた誓いはあっさり崩れていった。

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