5話 ステータス
さて、とりあえずさっきエリスが言っていたステータスとやらを確認してみるか。
「ス、ステータス...」
少し恥ずかしくて声が小さくなってしまった。
名前:荒田 翔
年齢:22
種族:ヒューマン(未設定)
LV:1
職業:無
称号:未設定
HP:+H
MP:-H
通常スキル:隠密 不意打ち 鑑定
特殊スキル:明鏡止水
固有スキル:吸収
「おぉ、本当に出たな...。まず種族ヒューマンで未設定ってどういうことだ?」
色々気になることがあったので色々触れるか確かめてみてわかったことがいくつかあった。
まず種族だが10万人に1人の確立で自分で種族を設定できるらしい。
そして今俺の種族のヒューマンだが
ヒューマン:地球で最も多い種族。得意不得意があまりなく色々なことができる種族。種族固有スキルがない代わりに戦技を使うことができる
ということらしい。タップすると色々情報が見られるのはありがたい。
そして未設定をタップすると
選択できる種族:悪魔族 獣人族 森人族 妖怪族
???
と出てきた。
うん...どれを選べばいいのか全く分からない。
しかも決めた後種族を変えることができるのかも不明だ。
ここは後回しにして慎重に選ぶことにしよう。
レベルは言わずもがなだから飛ばすとして次は職業だ。
職業:専用のスキルや得意武器などのボーナスを得ることができる。
というゲームによくあるやつだ。
俺が今選べるのは
選択できる職業:剣士 魔法使い 盗賊 下忍 侍 ???
なのだが正直悩む。今の装備を考えると剣士か盗賊が一番現実的なのだがこの先物理攻撃が聞かない敵が出てくるかもしれない。
それを考えると魔法使いなどを選ぶべきなのかもしれない。
悩むな...いったんこれも慎重に後回しにしよう。
それにしてもこの『???』は一体なんなんだろうか。
タップしても何も出てこないからおそらく今は選択できないということなのだろうがなんかいい職業や種族なのかもしれないとおもうと選べるようになるまで待つべきなのかもしれないな。
次に称号だ。
称号:つけることで恩恵を受けることができる
そしてこれが俺がつけれる称号だ。
選択できる称号:臆病者 隠密者 ???から寵愛を受けた者
はぁ...また???か。
まったくこれは一体なんなんだ。
種族と職業はいったん後回しにするとして称号は付け替えできるもののようだしどれをつけるか。
臆病者は逃げ足を早くしてくれて隠密者は敵にばれにくくなるものらしい
今の俺のスキルを考えると隠密者のほうが相性がよさそうだし隠密者をつけておくことにするか。
次にスキルだが
隠密と不意打ちはゴブリンを殺したときに覚えたスキルだろう。
新しいスキル覚えてもアナウンスがならないみたいだし注意しとかないとな。
鑑定は何ができるんだろうか。
木の棒でも鑑定してみるか。口に出して唱えればいいのか?
「鑑定」
そまつな木の棒:ゴブリン族がよく使う古典的な武器。粗末な出来だが重さがあり低レベルは油断できない程度の攻撃力はある。
評価:I
評価っていうのはIが一番低いのか?それでもあんなに簡単に人が死ぬんだ。油断できないな。
この明鏡止水ってスキルはどんな効果なんだ?
明鏡止水:心を落ち着かせ頭を冷静にさせる(パッシブスキル)
なるほどな。だから最初のゴブリン以来そんなに冷静さを失わず行動出来ていたのか。
そして最後が固有スキルか。
吸収:あらゆるものを吸収し体力や魔力を吸収することができる。また、一定の確率でスキルを覚える。
.......え?
これかなり破格の能力じゃないのか?きっと吸収できる量に限界はあるだろうがそれでも体力を回復できて魔力も回復できるなんてかなり優秀なスキルなんじゃないか?
極めつけは一定の確率でスキルをことができるっていう効果だ。
これはばれたら下手したら迫害の対象になってもおかしくないな。
もし人に会うことができたら固有スキルのことは内緒にしておこう。
「さてそろそろ種族とかも決めるか。」
閑 話 休 題
「まぁいい感じだな」
名前:荒田 翔
年齢:22
種族:悪魔族
LV:1
職業:侍
称号:隠密者
HP:+H
MP:-H
通常スキル:隠密 不意打ち 鑑定
特殊スキル:明鏡止水
固有スキル:吸収
妖怪族とも悩んだが人と会ったときにモンスターと勘違いされても困るしな。
職業は完全に響きで選んでしまった。
日本人は侍好きだしまぁいいだろう。
さて...じゃあ俺がまずやるべきことはレベル上げだな。
どうせ新たな秩序がどうのとか俺にできることじゃないしこんな世界じゃ誰を信用するべきかもわからない。
優先順位その1 レベル上げ その2 ダンジョン攻略 その3 信用できる仲間探し
まぁこんなところか。
「さっきまで集中してステータス画面見てたせいか眠たくなってきたな,,,」
俺はそうして眠気に負けて寝てしまった。
しかしこのときの俺はまだ知らない。
くそったれな運命のせいで此処まで真剣に悩む必要は全くなかったことを。