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この世界にダンジョンが訪れた日  作者: よんふぁ
第一章 崩壊した世界
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1話 これは現実か?

俺は荒田 翔(あらた かける)

しがない新卒のサラリーマンだ。

元々専門学校に通っていて公務員になろうと思ったが肌に合わず今は営業職の仕事をしている。

選択に後悔はなかったが一つ嫌なのは上司のおじさんの話が毎回長すぎることだ。


昔気質な人で毎回

「荒田君はまじめな子だから絶対もっと伸びる!」や

「俺の時代は○○でね~」といった感じで仕事が終わっても1時間は毎回帰れないのだ。


「はぁ~。今日も話が長かったな...あの上司...。なんで年取ると人間は話が長くなってしまうのか...

まぁ、明日は休日だ。切り替えてだらだらするかぁ~」


帰りにコンビニにより弁当を買って自宅に帰る。

これが毎日のルーティーンだ。


「さ~て、先にシャワーでも入るかなぁ」


そう言いながら玄関のかぎを開け一人暮らしらしくただいまと呟き電気をつける。

しかしなぜか電気が付かない。


「あれ、ブレーカーでも落ちてるのかな」


そうつぶやいたとき地面が揺れた。

しばらくすると地震が止んだのでスマホで災害情報を見ようとするとなぜか圏外になっており何も調べることができなかったのでとりあえずご飯でも食べることにし買ってきたざるそばの袋を外す


普段はヨウチューブを見て食事をしているが今は電波障害で見ることができないので仕方なく漫画を読みながら食べる。

外からは地震の影響なのかけたたましいサイレンの音が響き渡っている。


「まぁ、しばらくすれば落ち着くだろ」

そんなことを考えながら食事を終えしばらく漫画を読んだのち俺は眠りについた。



ふと外でずっと鳴り続けるサイレンの音で目が覚めた。

時間を見ると3:00でスマホはいまだ圏外だ。


「まだ電波障害治ってないのか。」


そういいながらカーテンを開けて外を見るとそこにはいつもと違う景色が広がっていた。

「街灯が全部消えてる?それにそこら中に火事になってる...」

目に見えている光源はパトランプなどの光だけだ。

その光の近くで俺は目を疑うような景色を見てしまった。


緑色の肌をした小さい人型の何か。

その何かが人を食べているのだ。


「これは...現実なのか?」


その何かは俺には【ゴブリン】に見えた。

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