表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩と歌

きりのおと

作者: 日浦海里

霧の音が降る


木の葉の先から

光の雫がぽつりぽとり


綺羅びやかな装飾を

木々は様々に着飾って


波打ち際の水面のように

砂は幾重に文様を描いて


夜を忘れた空気は

太陽を求めて空へと手を伸ばす


木々が熱に震え

空の近くの枝葉が擦れる


掠れた音は熱を切りながら

注ぐように涼になって


五月雨のようにまた


霧の音が降る



-------------------

葉に霞 光る雫と 霧の音

風はたわんで 涼は掠れて

-------------------

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 素敵… 濡れた木々から… 森の青々しい香りが立ち上がる様です。
[一言] 書き出しの「霧の音が降る」というところから作品世界に惹き込まれました。 どの言葉の組合せも綺麗で、暑い夏でありながらもどこか涼やかな情景が見えるようです。 「夜を忘れた空気は 太陽を求めて空…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ