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23 「がんばって会いにおいで」 その19


 ヒューゴの切羽詰まった声が聞こえた気がして、キースが居間に駆け込む。途方に暮れた様子で座り込んでいるヒューゴの前で、リリィお嬢さまが寝ていた……床で。


「あー、リリィ寝ちゃったかぁ」


 居間に戻って来たトマスが、妹を見下ろしてため息をつく。子供の頃からこうやって突然眠りに落ちることが多かったので、トマスとキースはやれやれまたかという感じなのだが、初めて目の当たりにしたヒューゴは、真っ青な顔をしている。


「……おい、大丈夫なのか、リリィ」


「だから寝てるだけ。疲れるとこうなっちゃうんだって。でもドレス着たまんま寝せる訳にもいかないから、一時間くらいで起こすか。どこ置いとこうか?」


 トマスが非常に面倒くさそうにキースに尋ねる。


「部屋放り込みましょう。ルークさんいないんでどうしましょうかね。トマスさま運べます?」


「やれなくはないけど、疲れてるからやだ。寝てると重い。ドレスかさばるし」


 兄はあっさり妹を見捨てた。


「俺もリリィお嬢さま担いで階段上る体力もう残ってないです」


「じゃあ、アレン呼んできて」


「いいんですか? さっきあんなに気にしてたじゃないですか」


 キースが驚いたような声で言うと、トマスはにっこりと感じの良い笑顔を浮かべた。


「じゃあキース運んで?」


 目が全く笑っていなかった。要するに眠いので早く片付けろと言いたいようだ。


「今すぐ呼んできます」


 キースはわざとらしくため息をついた。近侍としてあるまじき態度だが、もう歩くのも辛いくらいに疲れているのだ。……アレンはまだ食堂だろうか。

 

「何? ヒューゴなんか文句あるの? 文句あるなら運ぶ? 重いよ。抱えて階段のぼらないといけないよ。君、ペンより重いもの持ったことないよね」


 不服そうなヒューゴに、トマスは意地の悪い言葉を投げつける。それができるのならリリィお嬢さまは床で寝ていない。結局ヒューゴでは、倒れるリリィお嬢さまを支えきれなかったために今この状態なのだ。

 この場にいたのがルークだったら、慣れた様子でさっさと部屋まで運んだに違いない。

 ルークは少年の頃から二人に鍛えられていた。いきなり寝るリリィお嬢さまを毎日部屋まで運び、逃げ回るリリアに付き合って木に登り屋根に登りベランダをつたい外壁を登らされていた。トマスとキースにはとても真似ができなかったから、せめてものお詫びにアレンの面倒をみていた。


「他の使用人を呼んで来ればいいだろう?」


 どことなく拗ねたような目をしてヒューゴはそう言った。そんな顔するくらいなら、もう少し鍛えて体力つけろとキースは思った。……疲れているし、とにかく空腹だった。

 

「あのね、アレンは一応ね、まだリリィの婚約者なの」


「私は認めていない」


 ふんっとばかりにヒューゴは顔を背ける。トマスの作り笑いが引きつった。キースもイラっとした。もうさっさとリリィお嬢さまを部屋に運んで夕食を食べに行きたい。なのに何故この男はごねるのか。


「あいつは嫌いだ」


 立ち上がったヒューゴがぼそりとそんな事を言う。トマスの顔から表情がなくなった。


「……あのね、君ね、もうちょっと大人になろうか。ルークもきらいアレンもきらい。どうせその内アーサー殿下もきらいとか言い出すよね。そこはさすがに不敬だからね」


 淡々とトマスが言った。あ、良くない兆候だこれ。キースは内心焦りながら、


「……トマスさま。寝ましょう。後、何とかしとくんで」


 宥めるような声でそう提案した。


「そうやってキースとルークがいつも甘やかすから付け上がるんだよ?」


 キースに向き直ってそう告げた声はいつも通り優しい。緑の目の令嬢を言いくるめた時のように。


「眠いんですよね。寝て下さい。この辺にしときましょう。ろくなことになりませんから」


 キースは真顔でお願いしてみた。しかし、ようやく寝られると思ったのに面倒事に巻き込まれたトマスは大変機嫌が悪かった。夕食会直前にロバートと遭遇したルークと同じように、どす黒い何かが背後で渦を巻いているのが見える気がする。……今度はこうやって一人ずつ壊れてゆくのか。


「本当にいつまでこんなこと続けるのさ。言っとくけどね、君が来る度にリリィはどんどん自信を無くしてゆくし、リリアは嘘の自分を塗り重ねてゆくし、決していい影響は与えていなかったからね」


 にこにこ笑っているが声が低くなっている。できれば今ここで鬱積したものをぶちまけるのはやめてほしい……


「でも、一人くらいは厳しく接する人間も必要だという、フェレンドルトのおじいさまの言い分も理解できた。君が自分から声をかけて積極的に関わろうとする女性はうちの妹たちだけだから、年に数回訪問するのは許してやって欲しいとも頼まれた。だから、何も言わずに我慢して我慢して我慢して……」


 ……わかる。トマスの気持ちは痛い程よくわかるのだ。キースも苦労してきたから。

 最初にリリアを引きずった日から始まった、意味の分からない空回り。


 ――そして、あの場にいた全員の中で、()()()()()()()()()()出来事。

 

 思い出すだけで頭痛がしてくる。


 あの悪夢のようなピクニックの後、ヒューゴはフェレンドルト家の当主に連れられて謝罪に訪れたのだ。


 ルークは精神的に参っていたので、その場には呼ばれず、リリィお嬢さまと庭で平和に眠っていた。

 一緒に寝ていたのを無理矢理起こされて連れて来られたリリアは、最初からものすごく機嫌が悪かった。


 その場にはリルド侯爵もいたから空気はピンと張りつめていた。リルド侯爵は大切な孫二人を傷付けられたことで相当怒っていた。しかしあの頃、リルド侯爵の方はイザベラの生家であるフェレンドルト家に負い目があって強く出られなかった。

 ヒューゴが素直に謝罪をすれば、それですべて丸く収まる筈だったのだ。

 しかし、そこで、ヒューゴはまたやらかした。


「申し訳なかったとは思っている。もし傷が残るようなら、責任を取って結婚する。没落した家の娘で、しかも体に傷があるなんてことになったら、この国のまともな貴族は誰も相手にしないだろうと母が言っていた。異民族と結婚するしかないなんて可哀想だ」


 いたって真面目な顔つきで言い放たれた言葉に、その場の全員が唖然とした。

 あの時のフェレンドルト公爵の顔が……キースは今も忘れられない。零れ落ちそうな程目を見開き、顎が落ちそうになっていた。

 次にものすごい音がした。怒りのあまりすべての表情が抜け落ちたリリアがヒューゴを引っ叩いた……というか、張り倒した。


「だいっきらい!」


 トマスとキースでは、妹を止められなかった。床に倒れたヒューゴをさらに踏もうとする暴れ馬と化したリリアを、ライリーが抱きかかえて止めると、何も言わずにそのまま退場した。

 庭で寝ていたルークとリリィお嬢さまの所に、そのままリリアは戻されたそうだ。リリアはルークにしがみ付いて泣いたらしい。


 実は、あの場にいなかったリリィお嬢さまとルークとアレンは、リリアとヒューゴとの間に何があったのか知らない……

 寝ぼけていたルークはリリアが怖い夢でも見たのだと思って必死で慰めた。その甲斐あって、リリアの中であの出来事は悪い夢として片付けられたが、ヒューゴに対して抱いた強い嫌悪感は消えなかった。


 当然、この時のヒューゴの言動は大問題となった。フェレンドルト家周辺で嵐が吹き荒れ、ヒューゴに歪んだ選民意識を植え付けた母親や家庭教師を含む数名が行方不明となった。

 ヒューゴとトマスはその秋から、監獄のような寄宿学校に送られた。トマスは完全なる巻き添えだった。学園生活は――大変だったらしい。主にヒューゴのせいで。


 ひとつ記憶が蘇ると、キースの頭の中に次々に関連した記憶が浮かび上がってくる。そのどれもが、気持ちが明るくなるようなものではない。

 

「トマスさまトマスさま、ここら辺でもうやめときましょう。寝ましょう」


「キース、少しの間、口閉じててくれるかな」


 すっと笑顔を消して、真顔になってトマスは命じた。キースが色々思い出したように、トマスも色々思い出しているに違いない。全く楽しくない記憶を。……背後の闇が巨大化している。

 ヒューゴの眉間にもものすごく深い皺が刻まれている。


「いやいやいやいや、ここで俺黙ったら、収拾つかない。もうほんとやだ」


 もう納屋に逃げ込みたい。ルークさん助けて。キースは心の中で願った。


「一回はっきり言ってやった方がいいんだよ。いい加減現実を見ろ。リリアは来年リルド領に行く。リリィもどうなるかはわからないけど、この家にはもういないだろうね。時間は止められないんだ。もう覚悟を決めて、血筋が確かで金髪で青い瞳の娘さんと結婚して幸せな家庭を築け。うちの妹を言い訳に使うな。リリアに傷は残っていないし、君にあの野生動物を何とかできる訳がない」


「……野生動物」


 リリアはやはり暴れ出すと手が付けられない動物に例えられるらしい。トマスの中では野生動物。キースの中では暴れ馬だ。


 一ヶ月前、エミリーを連れて王宮から戻って来たアレンを見た瞬間、リリアの顔から表情が失われた。キースの脳裏には、害虫を見るような目をしてヒューゴを踏もうとしていた幼い妹の姿が蘇った。


 ――リリアがまた暴れ馬と化す。


 ざっと血の気が引いたキースは全力で妹を拘束した。睡眠不足で弱っていたリリアは、キースでもなんとか取り押さえることができたのだが……

 その時、キースは思った。この妹、自分より強いんじゃないかと。……そういえば、人の殴り方や蹴り飛ばし方を習っているとか言っていたなと。


 どんどん嫌な記憶が浮上してくる。この辺りで止めないと、自分もトマスと同じくおかしくなりそうだ。お腹が空いた。お腹が空いたのだ!


「……はい。すっきりしました? すっきりしましたよね。今回はそのくらいで許してあげて下さい。……もう寝ましょう? 俺、お腹空いたんですよねもうなんか全部やだ」


 一旦トマスが言葉を切ったのを見計らって口を挟む。


「……あの……何事ですか?」


 それでも気持ちが収まらない……というか、過去の記憶が蘇ったせいで余計に腹が立ってきたらしいトマスがまだ何か言おうとした時、大変遠慮がちな声が、入口付近から聞こえて来た。開け放たれたドアから恐る恐るという感じでジェシカが室内を覗き込んでいる。食堂から自室に戻る途中だろうか。


「……あ、ジェシカさん、うるさかったですか?」


 助かった、と内心ほっとしながらも、キースが歩み寄ると、ジェシカは気まずそうに頷いた。


「部屋に戻ろうとしたら、トマスさまが怒っていらっしゃる声が廊下まで……」


「響いてます?」


 キースがため息と共に尋ねると、


「響いてます」


 ジェシカが困惑気味に頷いた。つまり会話は筒抜けだったということだ。


「単なる兄弟喧嘩なんで気にしないで下さいね。……アレンさまそこにいます?」


「はい。ダニエルさんと一緒に」


「アレン、リリィ床で寝ちゃったから部屋まで運ぶよ。手伝って」


 トマスがヒューゴを睨みつけたまま廊下に向かって声をかける。


「だから、私は認めないと……」


「嫁にはもらえないけど嫁には出さない。ふざけるな」


 床で眠っているリリィお嬢さまを挟んで火花を散らしている二人を見て、キースは思わず天井を仰いだ。


「床は冷えます。リリィさまを寝せておくのはどうかと」


 部屋の外で待機しているアレンの冷静な声が聞こえて来た。この場にいる男性陣の中で彼だけがリリィお嬢さまを心配していた。


「あ、アレンさま、入って……」


「入って来るな」


 キースの言葉を遮るように、ヒューゴが大声で叫ぶ。


「いい加減にしろ」


 さらに大声でトマスが怒鳴る。


「……この状況でよく寝られるなリリィお嬢さま」


 キースは思わず、本当に寝ているのかと床に転がっているリリィお嬢さまを確認してしまった。


「そうです。アレンさまのおっしゃる通りです。こんな、床に寝せておくなんて非常識です」


 エミリーが居間に入ってくると、床で眠っているリリィお嬢さまの前に座り、そっと頭を自らの膝に乗せた。


「リリィさまは疲れていらっしゃるんです。誘拐されそうになって、運河も流されて、急な夕食会にも参加されて。それを、それを何ですか、この状況は! 何で床なんですかっ。ソファーに寝かせるくらいの配慮も出来なかったのですか」


「エ……エミリーさま?」


 声を潜めながらも、周囲の男性陣に対して目を吊り上げて怒るエミリーの姿にジェシカが驚愕していた。


「これだけ周囲が騒いでいるのに起きないのですから、もう体力の限界だったのでしょう。それなのに床に寝せておくなんて。床ですよ床。こともあろうに床。今すぐ全員出て行って下さい。私とジェシカでもソファ―に寝かせることくらいならばできます。兄弟喧嘩なら他所でやって下さい。ルークさまとリリアさまがいらっしゃるまで、私とジェシカがリリィさまのお側におります」


 エミリーは怯むことなく交互にトマスとヒューゴを睨みつけた。出会った頃のふわふわした世間知らずのお嬢さまはそこにはいなかった。


「異民族が余計な口を……」


「私から見ればあなたが異民族です」


 エミリーの凛とした声が室内に響いた。

 キースは一瞬ぽかんとしてから、思わずふはっと笑ってしまった。

 ちらっとトマスの様子と窺う。瞠目していたトマスも、顔を背けてふっと噴き出している。


「なっ」


 ヒューゴが顔を真っ赤にして言葉を失う。美少女にまっすぐに見つめられて狼狽し、自分の口から出た失言に気が動転しているところにもって、正論をぶつけられた。頭が真っ白になっているに違いない。


「さっさと出て行っていただけますか? 床は冷えるんです。リリィさまが体調を崩されたらどうなさるおつもりですか。それに、年頃の令嬢の寝顔を見るなんて紳士としてあるまじき行為なのではありませんか?」


 毅然とした態度で言い切ったエミリーに、キースとトマスは心からの拍手を送った。


「エミリー、せめてソファーに乗せるまでは私がやってもいいだろうか」


 部屋の外で待っているアレンが声をかける。……彼が一番常識的な行動を取っている。


「おねがいいたします。皆様が出ていかれたら、髪やドレスはジェシカと私で何とかいたします。キースさん、手が空いた女性の方にブランケットを持ってくるようにお願いしてきてください。トマスさま、その失礼な人、どこかに連れて行ってください」


「そうだよね、失礼だよね。後でちゃんと謝らせるから」


 トマスは肩を震わせて笑っている。非常に楽しそうだ。


「誰かに言われたからと言って謝られても不愉快なだけです。リリィさまはお優しいので謝罪などお求めにならないでしょう。私に対しては不要です」


 エミリーは落ち着いた様子でトマスを見上げてそう返した。


「正論だね。……ざまぁみろ」


 最後の一言は呆気に取られているヒューゴに向かってのものだ。


「あーすっきりした。ありがとねエミリーさん。気分良く眠れるよ。アレン入っていいよ」


 トマスは笑いながらさっさと部屋を出てゆく。


「はいはいヒューゴさまもいきますよー。お部屋で反省会しましょうねー」


 直立した状態で硬直しているヒューゴの腕を持って、くるっと扉の方に方向転換させると、そのままぐいぐい背中を押して扉の方へ押しやる。廊下に出ると、儀礼服を着たアレンとダニエルが室内が見えない位置で立っていた。二人とも騎士の鑑だ。


「じゃあお願いします」


 そう言って、そのままヒューゴの背中を押して大階段に向かう。


「エミリーさまのおっしゃる通りだし、アレンさまは騎士なので床で倒れた人の介抱もお仕事の内ですよー。その後はルークさんとリリアが何とかしますんでご心配なくー」


 なんだか一日の疲れも吹っ飛ぶくらい痛快な気分だ。本気でリリィを心配して怒っていたエミリーには申し訳ないが、いいものを見せてもらった。


 ――私から見ればあなたが異民族です。


 本当に気持ちがすっとした。異民族と呼ばれることには慣れたつもりでいたが、やはり気分の良いものではなかったから。


「キース、ヒューゴは応接間に放り込んでおいて」


「えー、相当質悪いですよ、あの酔っ払いたち」


「当主命令。放り込んだらキースはご飯食べに行っておいで。ヒューゴのことは飲んだくれてる大人たちに任せとけばいい。どうにもならなくなったらルークが救出するから心配いらない」


 大階段の前で立ち止まって少しだけ振り返ったトマスが、欠伸を噛み殺しながらそんな事を言った。当主命令と言われればキースも逆らえない。


「承知いたしました」


 背中を押しながら応接間に近付くと、何やら盛り上がっている笑い声が聞こえて来る。楽しそうで何よりだ。

 ちらっとヒューゴの表情を窺うと、何というのか……抜け殻状態だ。トマスのせいで。


「……あー、トマスさま、もう限界をこえて眠かったんですよ。ヒューゴさまと同じです。眠いと人間ああなるんで、ちゃんと寝ましょうね。明日には元に戻ってますって。……言い過ぎたって謝ってくれますよ」


 仕方がないので慰めておく。


「……ああ」


 短い答えが返って来る。意識はあるようだ。そして……反省している。


「あの女性にも酷い事を……」


 口に出す前に、そこに気付いて止めて欲しかった。


「謝罪のお手紙でも書いて下さい。顔合わせると、ヒューゴさま、また何口走るかわからないですからね」


「リリィとリリアに怒られた……」


「はいはい。何のかんの言っても、ちゃんとヒューゴお兄さまって呼んでるんですから、あっちも心配いりません」


「見捨てないでくれ……」


 縋るような目を向けられてイラっとした。アレンに付き纏われ続けた第二王子もきっとこんな気持ちだったに違いない。……もう子供じゃないのだから、自分の行動に責任を持て。いい加減にちゃんとしろ鬱陶しい。


 キースは応接間のドアをドンドン叩いた。トマスの言う通り、さっさと大人たちにまかせて夕食をもらいに行くことにする。


「ロバートさん、すみません。ルークさん戻って来るまでこの面倒くさい人預かっておいて下さい。俺、夕食まだなんですよね」

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