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176 薬草採取の校外学習

毎日更新のはずが、寝落ちて遅れてしまいました。すみません……<(_ _)>

「校外学習!」


「遠足!」


「果物は、おやつには入らなーい!」


 そんな無邪気な声と共に、昼の皇立庭園を歩く。


 今は、ローヴァインの一、二学年とアブデンツィアの生徒でグループを組んで出かけるという、薬草採取の校外学習の真っ最中だ。

 所謂、上級生との交流を目的とした遠足だ。

 

 一年は一年、二年は二年同士でグループを組み、そこに引率役のアブデンツィア生がつく。

 学生の数にかなり差があるので、比率としてはローヴァイン生徒が六人に対してアブデンツィアの引率役が二人という感じだ。

 

 このグループ決めは色んな意味で困難を極めたが、最近くっついて離れなくなったイヴァン様や、それに張り合ってさらにひっつくようになったフレッジ様は意地でも私のグループに入ると言って聞かなかった。

 

 他の子供たちも当然の様に譲らず、いつもの和やかな雰囲気が一転して場は緊張感に包まれた。

 校外学習のグループ決めって、まぁどうしても揉めるよね。


 なにしろ私の側近や桃紫コンビ、その側近ケモっ子、そして取りまとめ役トリオなどを入れていくと到底、人数が多くて溢れてしまう。そこで、今回ばかりは厳正なるくじ引きでグループを決めることになった。


 その結果として私のグループは、まさかの取りまとめトリオ三人と、オルガちゃん&ルシアちゃんという今までにない組み合わせになり、引率役にはヴィル兄様とダヴ少年がつくことになったのだが……。


 今思えば、ここは慣れた学園の外だ。


 私の取り扱いに慣れている側近だけで、最初から周囲を固めるべきだったのかもしれない。


「……ここ、どこ?」


 サーリエの花が皇立庭園の森林部にも生えていることがあると聞いたために、いてもたってもいられず夢中で探し回っているうちに。


 私は、一瞬でものの見事に迷子になっていた。

校外学習スタートです。

短めで申し訳ない。次回は違うキャラ視点になる予定です。

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