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詩集<Cold Seep>

愉悦と悦楽

作者: papiko

褒められるのはうれしい

愉悦の快感で

報酬系回路はぐるぐるまわる


褒めるのは楽しい

悦楽の快感で

報酬系回路がきらきらひかる


褒められたい

褒められたい

願っても痛い


褒めたい

褒めたい

言葉足らず


長い間の

行ったり来たり

答えの出ない

行ったり来たり


ほんのちょっと

ズレタ

何かが

ズレタ


褒めたい気持ちが走りだす

稚拙な言葉で一言だけ


返ってきたありがとうの言葉が合図

快感のはじまり


探して

探して

一言褒める


繰り返して

繰り返して

違う場所を褒める


快感は続いて

愉悦になった


楽しくて

笑って

褒めて


気が付いたら

褒められる


いろんな形で褒められる

楽しくてうれしくて

ありがとうの繰り返し


喜んで

喜んで

悦楽になった


もう怖くない

褒められた後の

期待感を感じるセンサーは

見事にぶっこわれたから


褒められたい

褒めたい

意識は消えて


唇は

指先は

愉悦と悦楽の

オンパレード


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― 新着の感想 ―
[良い点] 言葉が綺麗な詩だと思いました。 確かに良い循環が出来ると、とても嬉しいですよね。
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