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神と魔王と人類と  作者: 高橋太郎
第三章 歓迎
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その28

 思考の迷い小路にはまり込んだレクサールに、

「必ずしも、思考と行動が一致することはないって事だよ。理知的だが、情と本能を優先するから脳筋なの」

 と、肩を竦めながら、リオンは助け船を出した。

「最後の最後は明神君、絶対勘を選ぶからねえ」

 リオンの評価に対して、アールマティは即座に同意した。

「兵法者ならば、最後は勘を選ぶモノだろうが」

 何を言いだしているのだと言った目付きで、暁生は二人を眺めた。

「それが脳筋体質だと云うんだ」

 何ら疑問を持たずに答える親友に溜息を付きながらリオンは突っ込みを入れた。

「……成程。確かに脳筋だ」

 遣り取りを聞き、レクサールは深々と頷いた。

「うちの学校こんな方ばっかりですからねえ」

 闇飛もまた、何とも言えない複雑そうな表情を浮かべながら、レクサールに同意して見せた。

「だからこそ、うちらしいとも云えると俺様は思うンすがね」

「君はいい加減目上に対する態度を考えるべきだと思うがな、私は」

 楽しそうにケラケラと笑いながら同意しているクーロンを一瞥し、暁生はついに反論することを諦めた。

 思わず溜息を付きそうになった暁生の表情が急に鋭いものとなる。

 時同じくして、リオンとアールマティも玄関を見た。

「只今帰りましたわ」

 高く澄透る声で帰還を告げる挨拶とともに、玄関先が一気に騒がしくなった。

 ここに至って、レクサールも目の前の三者が玄関先に入ってきた集団の抑えきれない闘気に反応していたことに気が付いた。

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