表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神と魔王と人類と  作者: 高橋太郎
第三章 歓迎
95/723

その24

 レクサールは自分を抜いた三者が特に何の他意もなく世間話をしていることに感動していた。

 神族と魔族が互いに認め合い、尊重し合って語り合う。

 確かに、前の学園でのことを考えれば、それだけでも奇跡であろう。

 あれが一般的な神族なのかまでは知らないが、魔族に対する不信感と蔑視が罷り通っていたことを考えれば、ここでの対応は天と地ほどの差があった。

「どうかしたのか?」

 他の二人とは違って、全く反応しないレクサールに暁生は問う。「気に障ることでも云ってしまったかね?」

「いや、そうではないよ。前の学園との違いに面食らっていただけさ」

 流石に思ったままのことを言う気にはなれず、婉曲な表現でお茶を濁した。

「ははぁ、向こうでは少なくともレクサールの周りにテンプレタイプの神族しかいなかったと見える」

 にやりと笑いながら、リオンはずばりとそのものを言い当てた。

「おい、折角当たり障りがない答えを出しているレクサールの配慮を台無しにするなよ」

 苦笑しながら、暁生はリオンを軽く小突いた。

「まあ、そこで遠慮するのも俺のキャラじゃないからねえ」

 悪びれるところなく、リオンは堂々と言い張った。

「そりゃそうだろうがな。……いかんな。何を云っても論破されるところしか思い浮かばん」

 暁生は諦め顔で思わず苦笑した。

「そこら辺は仕方ないよ。リオン君は然う云う魔王(ひと)だからね」

 フォローにもならない台詞を言いながら、ころころと鈴を転がすような声でアールマティは笑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ