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神と魔王と人類と  作者: 高橋太郎
第三章 歓迎
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その8

「まあ、職員と云っても、この場合はそれぞれの家から付いてきている付き人だったり、警備員、寮管理人、用務員や事務員と云った教職員ではない学園運営側の人間だがね。教職員でも卒業生だった者は食堂の味を求めてこっちに顔出しする方もいると云えばいるが、住居は別だからな。情報漏洩の問題などそこら辺は流石に考えているな」

 レクサールの持ったであろう疑問を想定した上で、リオンは手短に答えを言った。

「警備員? 敷地内に住んでいるのか?」

 考えている警備員像と何か違うものを感じ、レクサールはリオンに尋ねる。「通いで夜勤があるとかそういうものではないのかい?」

 リオンは指を鳴らして敷地の図面を宙に描き、

「敷地内に守るべきモノが多いからねえ。常駐させていないと拙い。いつでも総動員態勢に移行できるようにする為、警備員の寮は敷地内、それも重要施設の側に置く必要がある。まあ、諸々考えると学生寮に置くのが手っ取り早いって話だな。既婚者は流石に外に住居を持って、敷地内に篭もる時は警備員詰め所の仮眠室を使うか、独身寮が空いている場合は一室借りていることもあるな。基本的にはあっちゃんの実家の一門衆やリサ姉のとこの戦乙女が主体だが、名門子女が寮生活を選んだ場合は、その一門の郎党が一時的にうちの警備課に編入されるケースもある。今で云えば、俺の実家が結構な数を姉さんが学生の時から編入させているな」

 と、図面を指差しながら意図を解説した。

「ふむ、成程なあ。ところで、全寮制ではないんだよな、ここ?」

 所々に見受けられるスクールバスのバス停を指差し確認しながらレクサールは言った。

「建前上は全寮制だぞ、一応」

 リオンは思わず苦笑する。「まあ、ごく稀に郊外に家を建てて通わせる豪勢な名門出身者もいるが、相当少数派だ。寮で生活させてはいるが、街の中か周辺に別荘を建てていつでもそっちに動けるようにしている家はそれなりにあるがね」

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