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神と魔王と人類と  作者: 高橋太郎
第一章 転入
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その20

一緒(いっしょ)に学校通えたら楽しいかなあ、って」

 てへっと舌を出して笑いながら、アンヌは小首(こくび)(かし)げて見せた。

「……まあ、突っ込みたいところは数多(かずおお)くあるが、今はまあ良い。ああ、流すともさ。他に行くところも無かったし、(わた)りに(ふね)だったのは否定できないからな」

 苦虫(にがむし)()(つぶ)した表情でレクサールはぐっと()えた。

「まあ、住めば都と云うだろ? (さいわ)いな事に、僕やあっちゃんがいるからそれなりの教諭(きょうゆ)(そろ)っていますから安心してくれ。……まあ、肉体派(フィジカル)エリートが多いのは間違いないんだけどね?」

「それでフォローしているつもりだとしたら、大したモノだな、リオン」

 目を(そむ)けながら取りなしの言葉を口にしているリオンに対して暁生(あきお)淡々(たんたん)と思ったままのことを言ってのけた。

流石(さすが)にねえ。(うそ)はつけないし」

 肩を(すく)めながら、親友の突っ込みをリオンは素直(すなお)肯定(こうてい)した。

「変なところで相変(あいか)わらず正直なヤツだよな、お前さん。まあ、どうにもならない我が心友(しんゆう)殿はどうでも良いか。ぐだぐだになる前に、解散したいのだが、サン・シールさん。いい加減この二人を解放してやってくれないモノかな?」

 丁寧(ていねい)口調(くちょう)で暁生はサン・シールに(たの)()みながら、風紀委員会一同に目配(めくば)せをした。

「……寄って(たか)って私を(かつ)いでいるのではないでしょうね?」

 (いま)半信半疑(はんしんはんぎ)のサン・シールは多少軟化(なんか)したとは言え、それでもまだ不審(ふしん)(かく)せずにいた。

「私の方には正規(せいき)の手順で話が回ってきている。先週の委員長会議でも議題になったし、風紀委員長ならば学園長からもダヴーさんに話は回っているはずなのだが……?」

 困り顔のまま、辺りを見渡してみてるがその質問に答えられる者は誰もいなかった。

「俺も非公式なルートと委員長会議でも話を聞いたんだがな。ちゃんと、アールマティ女史も出席していたのは確認している。あっちゃんの云う事に間違いは無いけどなあ」

 ()かさず、リオンは暁生の発言を裏打(うらう)ちした。

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