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神と魔王と人類と  作者: 高橋太郎
第一章 転入
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その19

転校(てんこう)してくるとは()いていませんわ!」

「あたしも()いていなかったよ?」

 憤慨(ふんがい)する親友(しんゆう)(たい)してアンヌは同意(どうい)した。

(おれ)はてっきり()っているモノかと(おも)っていたけどな? お(まえ)経由(けいゆ)でここの入学(にゅうがく)手続(てつづ)きしたわけだし」

 (うら)みがましい()()幼馴染(おさななじ)みにレクサールは(くび)(かし)げる。「そのお前が()らないってどういうことだよ」

「え? 学園長(がくえんちょう)先生(せんせい)()()()くて(こま)っている(よう)ならうちの願書(がんしょ)(おく)ってあげなさい、っていってくれたから(ため)しに(おく)ってみただけだよ? レッ(くん)なら、優秀(ゆうしゅう)だから(ほか)学校(がっこう)()くものかと(おも)っていたし」

 (なに)を言っているんだと言ったばかりの表情(ひょうじょう)()かべ、アンヌはレクサールを不思議(ふしぎ)なモノを()(よう)(ひとみ)見詰(みつ)めた。

「ちょっと()て。お前は(なん)(かんが)えも無くここの願書(がんしょ)(おく)ってきただけなのか? 実際(じっさい)に俺が(えら)ぶとはちっとも(かんが)えていなかったのか?」

 流石(さすが)()(よう)に、レクサールは愕然(がくぜん)とした。

「だって、うちの学校、レッ君みたいに筆記(ひっき)得意(とくい)なタイプ()きじゃないもの。どちらかというと、脳筋(のうきん)学校だよ?」

 あっけらかんとした表情でアンヌは(わら)()ばした。

「いやね、ネイさん。もう少しオブラートに(つつ)んで()ってくれないかな。これでも経営側(けいえいがわ)一族(いちぞく)なんですけどね、(わたし)もこの莫迦(ばか)も」

 暁生(あきお)(こま)(がお)のまま辟易(へきえき)した。

「まあ、(おおむ)ねその(とお)りだからねえ。文句(もんく)()けようが無いなあ」

 莫迦(あつか)いされたリオンの(ほう)(かた)(すく)めて苦笑(くしょう)した。

「お(すす)出来(でき)ないならなんで俺に書類(しょるい)(おく)りつけたんだよ?」

 釈然(しゃくぜん)としない表情を浮かべ、レクサールは幼馴染みを()()めた。

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