表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神と魔王と人類と  作者: 高橋太郎
第一章 転入
31/723

その18

 (あき)らかに戦闘(せんとう)意識(いしき)した制服(せいふく)に、胸当(むねあ)て、手甲(しゅこう)脛当(すねあ)てを装着(そうちゃく)し、ブーツもどこから見ても軍靴(ぐんか)(たぐい)である。

 はっきり言ってしまえば、完全(かんぜん)武装(ぶそう)一歩(いっぽ)手前(てまえ)であり、あのまま(ころ)んでいたら右腕(みぎうで)骨折(こっせつ)(おん)()と言える。

何時(いつ)までも(だれ)もが同じではいないと云う事だな」

 レクサールの視線(しせん)(さっ)してか、(ささ)えている明神(みょうじん)(しず)かに(わら)う。「ようこそ、明星(みょうじょう)学園(がくえん)へ。生徒会長(せいとかいちょう)の明神暁生(あきお)だ。まあ、見ての通り、鬼神(きしん)でな。それの幼馴染(おさななじ)みだ」

 二人(ふたり)軽々(かるがる)()()げてから()(なお)らせ、リオンを見遣(みや)った。

 レクサールも暁生の言葉(ことば)を聞き、もう一度(いちど)姿形(すがたかたち)見直(みなお)した。

 (たし)かに彼が言う通り、(ひたい)(つの)(しず)かな闘気(とうき)神威(しんい)から鬼神以外(いがい)何者(なにもの)でもないことが見て取れた。

「あっちゃん、(なに)か俺に対して(ひど)い事云っていません?」

 言葉の端々(はしばし)に何かを感じたのか、リオンは明神暁生に対して(にこ)やかに()()める。

「そりゃ、お(まえ)。幼馴染みに対して泣きの一回(いっかい)()れてくる莫迦(ばか)()めるわけ無いだろうが。日頃(ひごろ)から真面目(まじめ)にやっていれば問題(もんだい)は起きなかっただろう。もう(すこ)(なん)とかしろ」

 溜息(ためいき)()きながら、暁生は幼馴染みに苦言(くげん)(てい)した。

「だが、(ことわ)る!」

 (まった)(もっ)(かんが)える()りもせずに、リオンは即答(そくとう)して見せた。

「ああ、もう。この莫迦は……」

 右手(みぎて)(かお)()さえながら、暁生は(てん)(あお)いだ。

「あーーーっ! レクサール・デズモリアッ! 思い出しましたわ!」

 (まわ)りの状況(じょうきょう)など(なに)するものとばかりに、サン・シールは絶叫(ぜっきょう)する。

「ヴェパールちゃん、今更(いまさら)何を云っているの?」

 幾分(いくぶん)()()いたのか、アンヌは親友(しんゆう)を振り返る。「前から何度(なんど)も話していたよね、あたし?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ