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神と魔王と人類と  作者: 高橋太郎
第一章 転入
28/723

その15

莫迦(ばか)にしないでくださらない? 全校(ぜんこう)生徒(せいと)(かお)(おぼ)えているのは、(なに)もあなただけの専売(せんばい)特許(とっきょ)じゃありません(こと)よ?」

 美貌(びぼう)(けん)のある目付(めつ)きで(くも)らせながら、サン・シールは(しず)かな怒気(どき)(はな)つ。

「そりゃそうだろ。(すく)なくとも、あっちゃんやアールマティ女史(じょし)も覚えていることは確認(かくにん)しているさ。だが、今は()ういう事では無くてな?」

 聞く耳持たないサン・シールを(なだ)めながら、リオンは突破口(とっぱこう)を開こうと()(かく)宥め続ける。

(だま)らっしゃい! 自慢(じまん)ではありませんが、貴方(あなた)甘言(かんげん)()って(だま)されなかったことは一度(いちど)たりともないのですからね!」

 サン・シールはリオンを一喝(いっかつ)した。

「……え、本当(ほんとう)に? (たし)かに魔族(まぞく)としてそれはどうかと思うけど、アレ? 俺、毎回(まいかい)騙していましたっけ?」

 (ひたい)()(あせ)(なが)しながら、リオンは冗談(じょうだん)()きで(あせ)(はじ)めた。

「一度も」

(うそ)(いつわ)(まった)く無しで?」

「一度も」

 その()()りを聞きながら、(まわ)りの戦女神達(ヴァルキュリュル)は思わず苦笑(くしょう)していた。

 それらの反応(はんのう)を見て、レクサールはリオンがどういう(ふう)(まわ)りから見られているのかをはっきりと認識(にんしき)した。

「た……」

「た?」

(たす)けてえええええええ、あっちゃあああああんっ!!」

(さけ)びたいのは(わたくし)(ほう)ですわッ!!」

 突如(とつじょ)二進(にっち)三進(さっち)もいかなくなって叫びだしたリオンにサン・シールは激怒(げきど)した。

「……何時(いつ)もこんな感じなので?」

 どうにも話が進まないので仕方(しかた)なくレクサールは周りの戦乙女達(ヴァルキュリュル)(たず)ねる。

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